和歌の入門教室 「歌の韻律(五七調と七五調)」
これまで「和歌の入門教室」でご紹介したほとんどは修辞法であり、和歌における歌詞の書き方の説明でした。しかし和歌はやはり「歌」です。耳から入る「韻律(リズム)」をも整えてこそ作品として仕上がるのです。 ということで今回は、...
これまで「和歌の入門教室」でご紹介したほとんどは修辞法であり、和歌における歌詞の書き方の説明でした。しかし和歌はやはり「歌」です。耳から入る「韻律(リズム)」をも整えてこそ作品として仕上がるのです。 ということで今回は、...
古今和歌集の代表歌人で好きな人を問えば、在原業平または凡河内躬恒、もしくは小野小町といった答えが返ってくるかと思います。かくいう私、もちろんダントツで貫之パイセンです。理知的と揶揄されますが、その裏に見え隠れするユーモア...
先日万葉集の特徴をひとくくりに「玉石混交」と言いました。ようするにカオスなのです。 →関連記事「万葉集の代表歌、歌風、選者そして歴史をざっと知る!」 今回はこれを実例をもってご紹介しましょう。 読み終わった後、きっとあな...
新元号「令和」によって一躍有名人となった「大伴旅人」。 出典元の梅花の宴の「序」を記したことで、一時は連日その名を耳にしました。 しかし、旅人自身の歌やエピソードにはあまり触れられていないようです。 それでは面白くありま...
新元号「令和」の出典となったことで、一躍脚光を浴びた「万葉集」。今回はこれから古典和歌に親しもうという方に向け、万葉集の秘密をお話しします。ぜひご一読ください。 和歌の型(基礎)を学び、詠んでみよう! 代表的な古典作品に...
新元号が「令和」に決まりました。 その出展が「万葉集 巻五」の梅花の宴にあるということで、古典和歌を愛し楽しむ「令和和歌所」としては無視できない関心事です。 →「令和和歌所とは」 「令和」の由来となった梅花の宴は、当時の...
古典そして伝統とは何か? それは古人によって築かれた原則である。 人間はこれを壊しては創り直してきたが、この爪痕を文化という。 こと日本において、文化がドラスティックに刷新され続けたのが「詩歌」である。 プリミティブな「...
非凡であるのに、同世代に大スターがいるために目立たなかった残念な人っていますよね。スポーツ選手にせよ、ミュージシャンにせよ。 それを伝統歌人でいうと、貫之の陰に隠れた凡河内躬恒であったり、今回取り上げる藤原家隆だったりし...
みなさまこんにちは、和歌所の和歌DJうっちーです。 毎回和歌の偉人をお招きするこのコーナー、二回目はかの御大「藤○定家」様です。 盛大な拍手でお迎えください! 和歌の型(基礎)を学び、詠んでみよう! 代表的な古典作品に学...
国民的バンド、サザンオールスターズの熱唱で幕を閉じた第69回NHK紅白歌合戦。 大みそか恒例の番組も、今回は平成最後ということで例年以上の盛り上がりを見せました。 さてこの歌合戦、平安貴族たちも負けず劣らず熱中していまし...
さあみなさん、歌を詠みましょう! と言われてもなかなか詠めるものではありませんよね。 感じたままを三十一文字にまとめればいいのです! などと言われると、これが余計に難しい…… だいたいの人間にとって、素の感情を出すなんて...
芸術作品として、和歌にはいかなる価値があるでしょうか? いや、そもそも和歌に芸術的価値なんてものがあるのでしょうか? 絵画や音楽などと比較して、詩歌とくに「短詩型文学」の和歌(短歌)や俳句といったものは、芸術に値しないと...
先日「和歌の鑑賞ポイント」として、主に「古今和歌集」の楽しみ方をご紹介しました。和歌の味わい方が、きっと広がったと思います。→関連記事「和歌の鑑賞ポイント 〜古今和歌集の楽しみ方〜」 でも和歌の素晴らしさはこんなもんじゃ...