歌会・和歌教室、和歌Bar

古今和歌所では、伝統的な古典和歌を「詠み」また「書く」ことが出来るようになる講座を開いています。
歌詠みは古今和歌所や万葉集といった勅撰集等をはじめ源氏や平家といった物語をも典拠とし、かな書きは高野切れといった確かな古筆に倣い、日本の正統的な古典教養を身に付けることを目標にしています。

ところで現代にこのような古典知識を得る理由はなんでしょうか? 茶道など芸道をやられている方は、その理想を和歌の心に知るでしょう。現代短歌や俳句をやられている方は、その本意を和歌に求められるでしょう。日本の四季、自然を味わう心を育てる、このような助けにももちろん和歌はなります。和歌は現代にも通じる日本文化、思想の礎なのですから。
しかし私としては、和歌を現代のエンターテインメントとして純粋に楽しんで頂きたいです。同じく和歌を愛する人間同士で集まって、侃侃諤諤、和歌から始まる古典文化を肴に大人の交流を楽しんで頂きたいのです。

江戸中期から明治時代に掛けて、日本には民衆層にも「文人墨客」が大勢いました。古典に憧憬を寄せ、詩文や書画などの風雅に親しむ人々です。古典は大人の人間が集まって親しくなるための紐帯であったのです。ところが現代、「令和」の出典元こそ万葉集ではありますが、古典教養をもって遊ぶ風流人はほとんどいません。「見渡せば、スマホゲームの花座り」といった様相で、簡易な遊びに孤独に耽る虚しき大人ばかりではありませんか。

わたしたち古今和歌所は文化の斜陽の影暗きこの日本に、和歌という古典文芸をもって、今ひとたびの光明を差し入れんがため活動しています。
この講座はその一つであり、特に初心者の方でも和歌に親しみ楽しんで頂けることをテーマにしています。ぜひみなさま、お気軽な気持ちでご参加ください。
そして一人ひとりが令和の文人墨客を名乗り、風雅の誠を楽しもうではありませんか。

【12/12】「ろっこの和歌Bar(年忘れの夜会)」(日本橋)

「ラジオ和歌マニア」でおなじみジャパニーズカルチャー講師ろっこと、日本文化を語りつくす名物企画「ろっこの和歌Bar」を開催します。会場は日本橋の和心あふれる素敵な隠れ家! 日々の喧騒を忘れて、ろっこと一緒に和の世界にどっぷり浸っちゃいましょう。

【12/17】「万葉集の歌と筆あそび」(小笠原学園/逗子・鎌倉)

万葉集や古今和歌集などから、四季折々の和歌を楽しくご紹介。日本の伝統的な言葉遊びや美意識を知って、日常の感性を豊かにしていただくことを目的としています。さらに小筆を用いて和歌の「かな書き」にも挑戦! 上手く書くのではなく、好きな歌を表現することでより和歌を楽しんでいただければ幸いです。

※「万葉集の歌と筆あそび」のお問い合わせ・申し込みは小笠原学園のWEBサイトからお願いします

→「ろっこの和歌Bar 年忘れの夜会」12/12(木)19:30~22:30