カテゴリー: 和歌DJブログ
現代の詠み人が知っておきたい! 意味が変わってしまった文語10選
いきなりですがみなさん、歌を詠みましょう! 紀貫之は古今和歌集の冒頭、仮名序でこう話しています。 「花に鳴くうぐひす、水に住むかはづの声を聞けば、生きとし生けるものいづれか歌をよまざりける」 古今和歌集(仮名序) 生きと...
卒業式の定番ソング「蛍の光」のはなし
駅にたたずむ袴姿の女性。 ああ、卒業式なんですね! 最近は成人式はもちろん、卒業式や夏の浴衣など、着物姿を好む若い人が増えたような気がします。 でも不思議と和装業界が儲かっているという話は聞きませんが、、 さて、卒業式と...
都心降雪に詠う、雪と山橘
昨日(1/22)、ひさしぶりにまとまった雪が都心に降りました。 昼ごろからポロポロと降り始めた雪は宵の口には吹雪の様相、夜になると辺りは一面の銀世界。 都会の夜の雪は、灯かりを反射して街全体を白く染めます。雪国とはまた違...
鎌倉散策(第二回)~春を探して~
さて年もあらたまり、恒例の鎌倉散策に出かけて来ました(といっても二回目ですが…)。 前回は春真っ盛り、桜満開の散策は見応えたっぷりでした。 →関連記事「北鎌倉の桜散策 ~実朝を探して~」 しかし今回は新春とはいえ冬枯れの...
短歌と和歌、主観と客観
和歌にはルールがあり、短歌にはルールがない。 この違いはどこから来るか? それは短歌が「主観」、和歌が「客観」で詠むという主体のありようです。 明治期、伝統的な和歌に対抗する形で勃興した短歌は「写実主義」を重んじました。...
北鎌倉の桜散策 ~実朝を探して~
今回はWebサイトを飛び出し、北鎌倉散策の様子をお届けします。 目的はもちろん、盛りを迎えた「桜」。そして鎌倉三代将軍であり歌人「源実朝」ゆかりの地を訪ねることです。 ※散策日:2016年4月6日 円覚寺 JR北鎌倉駅か...
今は「和歌」を詠めない時代か?
「現代に古典和歌を詠む」 これを目標にわたしたちは活動していますが、そんなことできんの? という疑問も頂きそうです。なぜなら和歌で詠まれる自然の「景物」が急激に縁遠くなっているからです。 ビルが群生する都市に住む我々にと...