「歌よみに与ふる書」を読み解く。そしてますます子規を好きになる。

何を隠そう、私は正岡子規の大ファンです。 子規といえば俳句雑誌「ホトトギス」や短歌結社「根岸短歌会」を起こし、近代日本の詩歌文芸の礎を築いた偉大なる俳人、歌人として知られています。 作品は知らなくても、坊主で横顔の肖像写...

野分の風

昨日9月4日、非常に強い台風21号が列島を通過し各地に甚大な被害をもたらしました。 なんと関西国際空港では、最大瞬間風速58.1m/sを記録したそうです。 なんだか今年は台風が多いような気がしますね、、 それもそのはず、...

「平成30年 初夏の和歌文化祭」開催レポート

去る5月27日、目白庭園にて半年に一度のイベント「和歌文化祭」を開催しました。 なんと目白庭園、JR目白駅から徒歩わずか5分の場所に位置します。 都会の真ん真ん中にいることを一掃する、水と緑に囲まれた素晴らしい庭園です。...

和歌の道

先の5月1日、メディアでは「平成がいよいよ残り1年を切った」という話題で盛り上がっていました。 ご承知のとおり、来年5月1日には皇太子が新天皇に即位、元号が新しくなるためです。 ちなみに政府は来年のこの日を「祝日」もしく...

現代の詠み人が知っておきたい! 意味が変わってしまった文語10選

いきなりですがみなさん、歌を詠みましょう! 紀貫之は古今和歌集の冒頭、仮名序でこう話しています。 「花に鳴くうぐひす、水に住むかはづの声を聞けば、生きとし生けるものいづれか歌をよまざりける」 古今和歌集(仮名序) 生きと...

春立ぬ

本日2月4日は「立春」、ついに季節は春となりました。 歌詠みの本格シーズン到来! ですね~ 2「袖ひぢて むすびし水の こほれるを 春立つけふの 風やとくらむ」(紀貫之) 立春の風が冬の氷を解くという貫之の名歌です。 ち...