古今和歌集のすごい秘密

御簾裏の恋愛事情。和泉式部日記と蜻蛉日記に見る、平安女性の恋歌テクニック

貴族の恋愛。 上流階級のそれは華やかで憧れを抱きますよね。 ただこれは男性目線が過ぎるかもしれません。 平安貴族の結婚といえば妻問婚の一夫多妻制。 男は好きな時に好きな女のもとへルンルン♪で出かければいいのですが、 女は
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古今和歌集のすごい秘密

和歌と短歌の違い(3) ~まとめ編(主観と客観)~

和歌と短歌の違いについて、これまで歌の「心」と「ことば」という2つの視点で説明しました。 今回はそのまとめとして、両者の本質的な違いに迫ってみたいと思います。 →関連記事「和歌と短歌の違い(1) ~歌の心編~」 →関連記
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一人十首の歌人列伝

藤原敦忠 ~禁断と破滅、平安のロミオとジュリエット~

敦忠はかの藤原時平の三男坊。権中納言まで上ったエリートであり、イケメンで詩歌管弦の名手だったと言います。 まさに非の打ち所がない色男、となれば当然、女性関係もずいぶ派手にやらかしています。 敦忠の歌集「敦忠集」だけでも「
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古今和歌集のすごい秘密

ストップ・ザ・シーズン! ~行く春と来る夏~

春が行き、夏が来る。 一見当たり前のことのようですが、これはあくまでも暦における名目上の変化に過ぎません。 季節は移ろえど、人の心はそう簡単に切り替えられないものです。 一度あれに出会ってしまってはね… 何の話かって?
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古今和歌集のすごい秘密

百人一首から古今和歌集を眺めて得た発見(百人一首その4)

百人一首から古今和歌集を眺めて、驚きの発見がありました。 古今和歌集とは、紀貫之選者たちによる「歴史的挑戦」の産物だったのです。 古今和歌集を知らなくとも、百人一首なら聞いたことがあるという方は多いでしょう。 ただ一般的
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古今和歌集のすごい秘密

和歌と短歌の違い(2) ~「歌ことば」編~

和歌と短歌の違い「歌の心」編でお分かりいただけたように、和歌には厳格なルールがあり短歌にそんなものはありません。 →関連記事「和歌と短歌の違い(1) ~歌の心編~」 これらの違いは、その表現手段である「ことば」にも存在し
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古今和歌集のすごい秘密

百人一首は「ジジイのための歌集」である(百人一首その3)

百人一首について、みなさんはどんなイメージを持たれているでしょうか? “平安貴族の絢爛豪華な歌集”とか、 “華やかな花鳥風月に彩られた歌集”など。 確かにこの歌からは絢爛な平安絵巻、なんて想像が膨らみます。 17「ちはや
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古今和歌集のすごい秘密

追憶のスイッチ ~花橘が誘うノスタルジア~

思いがけず“ある刺激”を受けて、ふと過去の記憶がよみがえった経験、みなさんもありませんか? 406「あまの原 ふりさけ見れば 春日なる 三笠の山に 出でし月かも」(安倍仲麿) 安倍仲麿は「月」を仰ぎ見て、遥か遠い故郷へ望
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古今和歌集のすごい秘密

初夏のパープルヘイズ ~「あやめ」と「紫草」の秘密~

和歌の春。 残雪と若葉のみずみずしいコントラスト。木々を染める薄紅の艶やかな色どり。 心も踊る鮮やかな色彩が季節を染めます。 同じく夏。 その初旬を染めるのは「藤」や「あやめ」に見える「紫」です。 でもこの「紫」、なんだ
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和歌を知る

「妄想女子の恋歌日記」~恋初めし2月の巻~

●2月4日「はつかに見えし君」 一目ぼれ。 私がそんなことなんて、絶対ないって思ってた。 今でも信じられない、、なぜって… あの人を見たのはほんのわずかだった そう、雪の間をかきわけ生えてくる 春の若葉の様に! ほんの僅
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古今和歌集のすごい秘密

建国記念の日に知っておきたい! 天皇と和歌

2月11日は「建国記念の日」です。 日本の建国をしのぶ日ですから、成人の日や敬老の日と違ってあまねく日本国民にとっての祝日です。 ただこの「建国」、何をもって定義されているかご存知でしょうか? それはなんと、初代天皇「神
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和歌を知る

「溶く(とく)」 ~美しい日本語の四季(その4)~

4「雪の内に 春はきにけり うくひすの こほれる涙 今や溶くらむ」(二条の后) 「溶く」とは「溶ける」の古語です。 春になって暖かくなれば、池の氷や軒から下がる氷柱が融けることになんら違和感はありませんね。 しかし歌では
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和歌を知る

「春霞(はるかすみ)」 ~美しい日本語の四季(その3)~

3「春霞 たてるやいづこ みよしのの 吉野の山に 雪はふりつつ」(よみ人知らず) 春の訪れを知る代表的なもの、と聞いてあなたは何を思い浮かべますか? 多くの人は「梅」や「うぐいす」を挙げるかもしれませんね。和歌ではこれに
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「立春(りっしゅん)」 ~美しい日本語の四季(その2)~

2.「袖ひぢて むすびし水の こほれるを 春立つ今日の 風やとくらむ」(紀貫之) 「春立つ今日」とは二十四節季のひとつ、「立春」を指します。旧暦(太陰太陽暦)ではこの日を年の始めとしていました。今でもお正月を「新春」とい
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和歌を知る

「一年(ひととせ)/去年(こぞ)/今年(ことし)」 ~美しい日本語の四季(その1)~

1.「年の内に 春はきにけり 一年(ひととせ)を 去年(こぞ)とやいはむ 今年とやいはむ」(在原元方) これは1100首が収められた古今和歌集の記念すべき第一首目の歌です。 「年内に春が来た。この一年を去年と言おうか? 
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古今和歌集のすごい秘密

「定家vsマラルメ」世紀を超えた対決! 象徴歌の魅力に迫る

「春の夜の 夢の浮き橋 途絶えして 峰に分かるる 横雲の空」(藤原定家) 新古今和歌集にも採られた藤原定家を代表するこの歌、何とも言えない美しい情景がイメージされます。 そう「何とも言えない」、これが定家歌の最大の特徴で
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