としよりは斯く語りき「歌病その2」~和歌中級者におくる至言~
むかし、としよりはこのように語った… 歌の病は避けるべきといってもな、実のところ古い歌の中にいくらでもある。 「梓弓おして春雨けふ降りぬ明日さえ降らば若菜摘みてむ」 こりゃいかん!『降りぬ』と『降らば』が見事に被っておる...
むかし、としよりはこのように語った… 歌の病は避けるべきといってもな、実のところ古い歌の中にいくらでもある。 「梓弓おして春雨けふ降りぬ明日さえ降らば若菜摘みてむ」 こりゃいかん!『降りぬ』と『降らば』が見事に被っておる...
むかし、としよりはこのように語った… 歌の病を避けること、これは古来より口酸っぱく言われておる。病と言っても病気のことではないぞ、歌を詠むうえで必ず避けるべきことがらじゃ。しかしこれを厳格にしすぎるととてもお前なんぞが歌...
令和和歌所では、ML(メーリングリスト)で歌の交流をしています。花鳥風月の題詠や日常の写実歌など、ジャンル不問で気の向くままに歌を詠み交わしています。参加・退会は自由、どうぞお気軽にご参加ください。 →「歌詠みメーリング...
今回は古典和歌における異彩、京極為兼と京極派をご紹介します。しかしどうでしょう、京極派はおろか彼らが編纂に携わった勅撰集「玉葉和歌集」ならびに「風雅和歌集」を知る人は少ないのではないでしょうか、なぜか? それはあの「百人...
みなさまこんにちは、和歌所の和歌DJうっちーです。毎回和歌の偉人をお招きするこのコーナー、三回目は…だれだこの汚い爺さんは! ほっほっほ、お前さんは人を見かけで判断するのかい?(以下、翁)い、いえそういう訳ではないんです...
式子内親王は後白河帝の第三皇女で賀茂の斎院であった女性です。 式子が生きた平安末期は京を中心に戦乱が相次ぎました。保元・平治の乱に始まり、平家打倒の令旨いわゆる「以仁王の令旨」によって起こった治承・寿永の乱は平氏、源氏の...
古今集をはじめとする歴代の勅撰和歌集は四季歌と恋歌を二大テーマに据え、これらを時間的推移によって整然と配置していることが最大の特徴です。しかしこの「美学」が歌集ごと隅々まで行き渡っているかというと、実のところそうはなって...
令和和歌所では、ML(メーリングリスト)で歌の交流をしています。花鳥風月の題詠や日常の写実歌など、ジャンル不問で気の向くままに歌を詠み交わしています。参加・退会は自由、どうぞお気軽にご参加ください。 →「歌詠みメーリング...
以前清少納言を「意識高い系OL」なんて揶揄を交えて紹介しました。 →関連記事「清少納言 ~元祖!意識高い系OLの可憐なる日常~」 これを頷かせるのは著書「枕草子」で自らが著したエピソードもさることながら、「紫式部日記」に...
令和和歌所では、ML(メーリングリスト)で歌の交流をしています。花鳥風月の題詠や日常の写実歌など、ジャンル不問で気の向くままに歌を詠み交わしています。参加・退会は自由、どうぞお気軽にご参加ください。 →「歌詠みメーリング...
前回の眞子内親王につづき、今回は佳子内親王が歌会始で詠まれたお歌を鑑賞してみましょう。佳子内親王は二十七年の詠進を手始めに、令和二年現在、計五首の短歌が宮内庁のWEBサイトで拝見できます。 →「歌会始 お題一覧」 平成二...
令和和歌所では、ML(メーリングリスト)で歌の交流をしています。花鳥風月の題詠や日常の写実歌など、ジャンル不問で気の向くままに歌を詠み交わしています。参加・退会は自由、どうぞお気軽にご参加ください。 →「歌詠みメーリング...
「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり」でお馴染みの平家物語、軍記物ではありますが、心に残る和歌が沢山詠まれています。今回は平家物語から、武士の辞世の句など特に印象に残る三人の歌をご紹介します。 ♪放送で紹介した歌 「埋...
和歌所では、ML(メーリングリスト)で歌の交流をしています。花鳥風月の題詠や日常の写実歌など、ジャンル不問で気の向くままに歌を詠み交わしています。参加・退会は自由、どうぞお気軽にご参加ください。→「歌詠みメーリングリスト...