和歌の本質論(無常そして美)
和歌は「自然」を主題とする、恋であっても心は自然に仮託して歌に詠まれる。ところで自然とは花鳥風月、目に映える事物に収まらない。自然とは移ろうひやまぬ無常が具象した姿であるのだ。 「無常」、それは宇宙を支配する唯一の真理。...
和歌は「自然」を主題とする、恋であっても心は自然に仮託して歌に詠まれる。ところで自然とは花鳥風月、目に映える事物に収まらない。自然とは移ろうひやまぬ無常が具象した姿であるのだ。 「無常」、それは宇宙を支配する唯一の真理。...
和歌の構造は「何を言うか」そして「如何に言うか」の二軸のマトリックスに表現できます。 「何を言うか」の両極には「人事」と「自然」が、「如何に言うか」には「心」と「詞」がそれぞれ位置し、三大集など知られた勅撰集も図表内に整...
今日は七夕。皆様、願い事はしましたか? 古代より、七夕は日本人にとって大切な行事の1つ。 今回は、そんな七夕の歴史を振り返りながら、和歌におけるイメージの広がりを鑑賞していきましょう! 七夕の由来 七夕は日本古来の行事や...
万葉集とは玉石混交の歌集、以前このようにまとめました。 しかしこのカオスをひと所に留めるには、何らかの引力が必要です。 →関連記事「万葉集のカオス! その特徴(歌風)と本当の魅力を実例で知る」 万葉集をひとつの歌集たらし...
古今和歌集の代表歌人で好きな人を問えば、在原業平または凡河内躬恒、もしくは小野小町といった答えが返ってくるかと思います。かくいう私、もちろんダントツで貫之パイセンです。理知的と揶揄されますが、その裏に見え隠れするユーモア...
先日万葉集の特徴をひとくくりに「玉石混交」と言いました。ようするにカオスなのです。 →関連記事「万葉集の代表歌、歌風、選者そして歴史をざっと知る!」 今回はこれを実例をもってご紹介しましょう。 読み終わった後、きっとあな...
新元号「令和」によって一躍有名人となった「大伴旅人」。 出典元の梅花の宴の「序」を記したことで、一時は連日その名を耳にしました。 しかし、旅人自身の歌やエピソードにはあまり触れられていないようです。 それでは面白くありま...
新元号「令和」の出典となったことで、一躍脚光を浴びた「万葉集」。今回はこれから古典和歌に親しもうという方に向け、万葉集の秘密をお話しします。ぜひご一読ください。 玉石混交な万葉集と、キラキラの古今集 万葉集を一言で表すな...
新元号が「令和」に決まりました。 その出展が「万葉集 巻五」の梅花の宴にあるということで、古典和歌を愛し楽しむ「令和和歌所」としては無視できない関心事です。 →「令和和歌所とは」 「令和」の由来となった梅花の宴は、当時の...
非凡であるのに、同世代に大スターがいるために目立たなかった残念な人っていますよね。スポーツ選手にせよ、ミュージシャンにせよ。 それを伝統歌人でいうと、貫之の陰に隠れた凡河内躬恒であったり、今回取り上げる藤原家隆だったりし...
みなさまこんにちは、和歌所の和歌DJうっちーです。 毎回和歌の偉人をお招きするこのコーナー、二回目はかの御大「藤○定家」様です。 盛大な拍手でお迎えください! 和歌の型・基礎を学び、詠んでみよう! オンラインで和歌の型・...
国民的バンド、サザンオールスターズの熱唱で幕を閉じた第69回NHK紅白歌合戦。 大みそか恒例の番組も、今回は平成最後ということで例年以上の盛り上がりを見せました。 さてこの歌合戦、平安貴族たちも負けず劣らず熱中していまし...
さあみなさん、歌を詠みましょう! と言われてもなかなか詠めるものではありませんよね。 感じたままを三十一文字にまとめればいいのです! などと言われると、これが余計に難しい…… だいたいの人間にとって、素の感情を出すなんて...
和歌とは美への志向である。今まで何度かこのようなことを申し上げました。 →関連記事「いい歌とは? 和歌が生む美しさを知る」 →関連記事「和歌を鑑賞する価値」 ではその「美」とはなにか? 今回はそんなメタフィジカルなお話を...