恋の和歌はなぜつまらないか?
恋の和歌はなぜつまらないか? 世間一般では「今と変わらぬ恋心に胸キュン必至!」と無条件に礼賛されている感がありますが、 正直申し上げて、恋の和歌は面白いものではありません。 この記事の音声配信「第八回 胸キュン必至? 恋...
恋の和歌はなぜつまらないか? 世間一般では「今と変わらぬ恋心に胸キュン必至!」と無条件に礼賛されている感がありますが、 正直申し上げて、恋の和歌は面白いものではありません。 この記事の音声配信「第八回 胸キュン必至? 恋...
見立てとは、ある対象を別のものに言い換えて表現することです。 取り立てて難しい話ではなく、日本一高い電波塔を空まで届く木になぞらえ「スカイツリー」と命名するようことです。 見立ては昔からよく用いられてきました。それは和歌...
642 「たまくしけあけは君かなたちぬへみ 夜ふかくこしを人見けむかも」(よみ人しらす) 644 「ねぬる夜の夢をはかなみまとろめは いやはかなにもなりまさるかな」(業平 なりひらの朝臣) 645 「きみやこし我や行きけ...
635 「秋の夜も名のみなりけりあふといへは ことそともなくあけぬるものを」 (小野小町) 637 「しののめのほからほからとあけゆけは おのかきぬきぬなるそかなしき」(よみ人しらす) 639 「あけぬとてかへる道にはこ...
突然ですが、『風立ちぬ』という映画、ご存知でしょうか? 2013年に公開された宮崎駿監督の作品です。 最近の映画は詳しくないという方、では 『風と共に去りぬ』はいかがですか? スカーレット・オハラ(ヴィヴィアン・リー)が...
633 「忍ぶれと恋しき時はあしひきの 山より月のいててこそくれ」(貫之) 634 「恋こひてまれにこよひそ相坂の ゆふつけ鳥はなかすもあらなむ」(よみ人しらす) ————...
626 「逢ふ事のなきさにしよる浪なれは うらみてのみそ立帰りける」(在原元方) 632 「人しれぬわかかよひちの関守は 宵よひことにうちもねななむ」(業平) ————&#...
612 「我のみそ 悲しかりける 彦星も 逢はて過くせる 年しなけれは」(凡河内躬恒) 617 「つれつれの なかめにまさる 涙河 袖のみ濡れて 逢ふよしもなし」(敏行朝臣) ———&...
古今和歌集 恋二【605】「手もふれて月日へにけるしらま弓 おきふしよるはいこそねられね」(貫之) 古今和歌集 恋二【610】「梓弓ひけは本末わか方に よるこそまされこひの心は」(列樹) ——&#...
古今和歌集の四季歌(春夏秋冬)で登場する主要な景物をリストアップし、詠み出し順に並べました。 これで四季の変化を表する対象とその流れが一目瞭然です。 また「花」「気象」「鳥獣」に分類しているので、歌を詠む際に「霧に紛れる...
古今和歌集 恋二【601】「風ふけは峰にわかるる白雲の たえてつれなき君か心か」(壬生忠峯) 古今和歌集 恋二【602】「月影にわか身をかふる物ならは つれなき人もあはれとや見む」(壬生忠峯) ——...
古今和歌集 恋二【583】「秋の野にみたれてさける花の色の ちくさに物を思ふころかな」(紀貫之) 古今和歌集 恋二【584】「ひとりして物をおもへは秋の夜の いなはのそよといふ人のなき」(凡河内躬恒) —&#...
現代において「和歌」は詠むどころか、その単語自体を耳にすることも皆無です。 もしかして「和歌」は文化の絶滅危惧種ではなく、既に絶滅してしまったのでしょうか? なにせ宮内庁で行われる伝統的な「歌会」においても、歌は「短歌」...
古今和歌集 恋二【568】「しぬるいのちいきもやすると心みに 玉のをはかりあはむといはなむ」(藤原興風) 古今和歌集 恋二【571】「恋しきにわひてたましひ迷ひなは むなしきからのなにやのこらむ」(よみ人しらす) ...