清少納言 ~元祖!意識高い系OLの可憐なる日常~
「意識高い系」という言葉をご存知でしょうか?これは「物知り顔で、実は中身のない人物」の俗称なのですが、平安時代にもこう揶揄された人物がいます。「清少納言」です。 清少納言は一条天皇の中宮定子に仕えた女房の代表格です。父は...
「意識高い系」という言葉をご存知でしょうか?これは「物知り顔で、実は中身のない人物」の俗称なのですが、平安時代にもこう揶揄された人物がいます。「清少納言」です。 清少納言は一条天皇の中宮定子に仕えた女房の代表格です。父は...
●5月1日 あ~もうめんどくさい あたしと彼はめっちゃラブラブだっていうのに、あの取り巻きどもよ 「これ以上、彼に近づくな!」ってこれって脅しじゃない? そんなもんに私たちが屈するわけないんだけどさ なんか面倒になるもヤ...
貴族の恋愛。上流階級のそれは華やかで憧れを抱きますよね。ただこれは男性目線が過ぎるかもしれません。 平安貴族の結婚といえば妻問婚の一夫多妻制。男は好きな時に好きな女のもとへルンルン♪で出かければいいのですが、女は御簾裏で...
●4月10日 夢みたい 彼と会ったの ううん、会っただけじゃなかったわ あの日以来、わたしの心は彼のことだけ 起きもしないし、寝もしない なんだか分からないフワフワした心地で過ごしてる 春の恋って、こういうものなのかしら...
敦忠はかの藤原時平の三男坊。権中納言まで上ったエリートであり、イケメンで詩歌管弦の名手だったと言います。 まさに非の打ち所がない色男、となれば当然、女性関係もずいぶ派手にやらかしています。 敦忠の歌集「敦忠集」だけでも「...
春が行き、夏が来る。 一見当たり前のことのようですが、これはあくまでも暦における名目上の変化に過ぎません。 季節は移ろえど、人の心はそう簡単に切り替えられないものです。 一度あれに出会ってしまってはね… 何の話かって? ...
若菜を摘んだのはいつの日か、梅そして桜が散ってしまうと、もはや春も終わりの様相。 緑が繁る太陽燦々の夏の日を思うと、なおさらこの優しい季節が名残惜しくなりますよね。 そんな沈鬱の時期に最後の春を感じさせてくれる花、それが...
●3月20日「あかぬ君」 花もほころぶ3月、しげく萌ゆるは恋心 この恋、実はちょっと進展あり なんと、彼とSNSで繋がったの あ~、彼の一挙手一投足、コンマ一秒も逃さず、ずーっと見ていたい! 春の霞たなびく山桜って、いく...
思いがけず“ある刺激”を受けて、ふと過去の記憶がよみがえった経験、みなさんもありませんか? 406「あまの原 ふりさけ見れば 春日なる 三笠の山に 出でし月かも」(安倍仲麿) 安倍仲麿は「月」を仰ぎ見て、遥か遠い故郷へ望...
和歌の春。 残雪と若葉のみずみずしいコントラスト。木々を染める薄紅の艶やかな色どり。 心も踊る鮮やかな色彩が季節を染めます。 同じく夏。 その初旬を染めるのは「藤」や「あやめ」に見える「紫」です。 でもこの「紫」、なんだ...
月見といえば「秋」、なにより「中秋の名月」が一番! なんて思っている日本人、多いと思います。確かにこの日(中秋)にはテレビに代表されるメディアもこぞって月見を話題にします。 しかし当然のことながら、お月様なんてのは年中空...
私、春が大好き! 雪間から若菜が芽吹き、初々しいさえずりが響く。 全てが真新しくなる希望いっぱいの季節、それが春! 春になれば何かが変わるって、ずっと信じてた。 そして、それは本当に始まったの。 ●2月4日「はつかに見え...
3月… それは別れと旅立ちの季節。人が旅立つとき、そこには必ずドラマが生まれます。そしてドラマあるところには歌もまたある、というのが古典文学なのです。 勧君更尽一杯酒 君に勧む更に尽くせ一杯の酒西出陽關無故人 西の方陽関...