既視源氏物語 ~古今集恋歌の光る君~ その8「儚さの極致」

古今和歌集 恋一【522】「ゆく水にかすかくよりもはかなきは おもはぬ人を思ふなりけり」(よみ人しらす) あの女を思い始めて何日立つだろう。 10日、20日、30日、、、ゆうに100日は経っただろか? 数を書いてみよう。...

既視源氏物語 ~古今集恋歌の光る君~ その7「夢で逢えたら」

古今和歌集 恋一【516】「よひよひに枕さためむ方もなし いかにねし夜か夢に見えけむ」(よみ人しらす) 目を閉じると、何ともなしにあの人の姿が現れてくる。 考えない様にすればするほど、それは更に強くなる。 これは拷問だ!...