「七夕の歌」で知る万葉集、古今和歌集、新古今和歌集の違い

ハロウィンにクリスマスと、西洋イベントに押され気味の日本の伝統行事ですが、こと「七夕」だけは、奈良時代から今に至るまで根強い人気があります。 →関連記事「七夕伝説とロマンチックな恋の歌」 七夕に関する歌は最古の歌集「万葉...

雨の四季とその色

無色透明の「雨に色がある」と言ったら驚かれるでしょうか? しかもそれは四季によって異なる、と言えばなおさら。 でも私には見えるのです、富める雨の彩りがまざまざと! ただこの色、ぼーっと眺めているだけでは見えてきません。 ...

ストップ・ザ・シーズン! ~行く春と来る夏~

春が行き、夏が来る。 一見当たり前のことのようですが、これはあくまでも暦における名目上の変化に過ぎません。 季節は移ろえど、人の心はそう簡単に切り替えられないものです。 一度あれに出会ってしまってはね… 何の話かって? ...

春の大トリ! 暮春の舞台に立つ「藤の花」

若菜を摘んだのはいつの日か、梅そして桜が散ってしまうと、もはや春も終わりの様相。 緑が繁る太陽燦々の夏の日を思うと、なおさらこの優しい季節が名残惜しくなりますよね。 そんな沈鬱の時期に最後の春を感じさせてくれる花、それが...

追憶のスイッチ ~花橘が誘うノスタルジア~

思いがけず“ある刺激”を受けて、ふと過去の記憶がよみがえった経験、みなさんもありませんか? 406「あまの原 ふりさけ見れば 春日なる 三笠の山に 出でし月かも」(安倍仲麿) 安倍仲麿は「月」を仰ぎ見て、遥か遠い故郷へ望...

初夏のパープルヘイズ ~「あやめ」と「紫草」の秘密~

和歌の春。 残雪と若葉のみずみずしいコントラスト。木々を染める薄紅の艶やかな色どり。 心も踊る鮮やかな色彩が季節を染めます。 同じく夏。 その初旬を染めるのは「藤」や「あやめ」に見える「紫」です。 でもこの「紫」、なんだ...

紅葉狩り、関東の竜田川を探せ!

紅葉前線南下中!! 桜が散ってはや半年、コンクリートうっそうと茂る東京が再び色とりどりに染まる季節がやってきます。 春の桜に秋の紅葉。 これらを鑑賞して楽しむのは、時代の隔たった平安歌人と繋がる絶好の機会。 どうせだった...

和歌とカレンダー(旧暦)の楽しみ方

「日本は四季が素晴らしい!」なんてセリフをよく聞きます。 ただその絶賛している四季、みなさん本当に楽しんでいますか? 春の「お花見」、秋の「紅葉狩り」だけでは楽しんでいるうちに入りません。 やはり平安歌人のように… 21...

秋の虫 ~悲哀を歌うソプラニスタ~

189「いつはとは 時はわかねど 秋の夜ぞ 物思ふ事の 限りなりける」(よみ人しらず) いつからかは分からないが、秋の夜は思いわずらいの極みなのだ! 何かにつけて物思いに耽る平安歌人ですが、なかでも秋の夜は特別なようです...

アメコミも真っ青!? 秋の雁の特殊能力

X-MENやスパイダーマンなど、アメコミには様々な特殊能力をもったヒーローが登場しますが、実は古今和歌集にも驚きの特殊能力を複数併せ持つ凄腕が存在します。 それは誰あろう、秋を代表する鳥「雁」です! ※ちなみに「雁」は「...

とばっちりだよ女郎花

秋の草花といえば、やはり「秋の七草」ですよね。 萩、尾花(すすき)、葛、撫子、女郎花、藤袴、桔梗。 →関連記事「秋の七草」 その中でも代表格といえば? 一般的には萩や尾花の声が上がりそうですが… →関連記事「秋の大混乱、...

秋の大混乱、荻と萩と薄

古今和歌集の秋といえば、やはり「秋の七草」ですよね。 七種それぞれの特徴を捉えたユニークな歌がラインナップされています。 →関連記事「秋の七草」 →関連記事「とばっちりだよ女郎花」 しかし、新古今和歌集に時代になると七草...

北鎌倉の桜散策 ~実朝を探して~

今回はWebサイトを飛び出し、北鎌倉散策の様子をお届けします。 目的はもちろん、盛りを迎えた「桜」。そして鎌倉三代将軍であり歌人「源実朝」ゆかりの地を訪ねることです。 ※散策日:2016年4月6日 円覚寺 JR北鎌倉駅か...

和歌で知る、桜と日本の心

万葉の時代から今に至るまで、桜は特別な花として日本人に愛されてきました。 →関連記事「桜はいつ日本の花になったのか」 ただその愛され方は、時代によって異なります。今では花の下で宴会をしたり卒業や入学などの門出を彩る花とし...