素性法師 ~機知と皮肉、平安歌人のエスプリここに極まる!~

古今和歌集の代表歌人で好きな人を問えば、在原業平または凡河内躬恒、もしくは小野小町といった答えが返ってくるかと思います。かくいう私、もちろんダントツで貫之パイセンです。理知的と揶揄されますが、その裏に見え隠れするユーモア...

大伴旅人 ~酒と涙と仲間と女~

新元号「令和」によって一躍有名人となった「大伴旅人」。 出典元の梅花の宴の「序」を記したことで、一時は連日その名を耳にしました。 しかし、旅人自身の歌やエピソードにはあまり触れられていないようです。 それでは面白くありま...

藤原家隆 ~和歌の最難関、家隆を攻略せよ!~

非凡であるのに、同世代に大スターがいるために目立たなかった残念な人っていますよね。スポーツ選手にせよ、ミュージシャンにせよ。 それを伝統歌人でいうと、貫之の陰に隠れた凡河内躬恒であったり、今回取り上げる藤原家隆だったりし...

百人一首に採られなかったすごい歌人! 女性編(大伴坂上郎女、俊成卿女、宮内卿)

百人一首は和歌のベストではないにせよ「歌人のベスト」ではあると、以前ご紹介しました。 →関連記事「百人一首はなぜつまらないか(百人一首その1)」 ただそれでも、 「伊勢の海、清き渚の玉は、拾ふとも尽くることなく…」(「新...

百人一首に採られなかったすごい歌人! 男性編(山上憶良、花山天皇、源頼政)

百人一首は和歌のベストではないにせよ「歌人のベスト」ではあると、以前ご紹介しました。 →関連記事「百人一首はなぜつまらないか(百人一首その1)」 ただそれでも、 「伊勢の海、清き渚の玉は、拾ふとも尽くることなく…」(「新...

僧正遍照 ~仏の道は恋の道? 笑いを誘うエロ坊主~

「平安時代のお坊さん」というと、どんなイメージを描きますか? 五つの「心願」を立て、それが叶うまで山を下りないと誓い、後に天台宗の開祖となった「最澄」。 →「天台宗の歴史」 「往生要集」を起こし、浄土教の思想の礎のみなら...

西行 ~出家はつらいよ、フーテンの歌人~

西行は古今東西数多いる歌人の中で、最も愛されている歌人です。 生存中は天皇から遊女まで貴賤を問わず幅広く交友を持ち、死後は宗祇や芭蕉といった名だたる数寄者の憧憬を集めました。 「西行物語」「保元物語」「雨月物語(白峰)」...

源実朝 ~甘えん坊将軍、鎌倉の海に吠える~

源実朝は若干12歳でその座についた鎌倉幕府の第三代征夷大将軍。 父は源頼朝、母は北条政子とまさに武家のサラブレッドのような人ですが、 その実像は和歌ひいては京の文化に憧憬を抱き続けた続けた文学青年です。 この記事の音声配...

凡河内躬恒 ~麗しき二番手の真価~

古今和歌集において左の筆頭が紀貫之ならば、右の筆頭はやはりこの人、凡河内躬恒です。 貫之と共に古今集の選者であり、入撰数は貫之(99首)に次ぐ二番目(60首)、 さらに貫之と共に三十六歌仙にも撰ばれ、百人一首にも歌が採ら...

大伴家持 ~流れるままに。家持たぬ家持の万葉オシャンティー~

万葉集を代表する歌人と言えば? 歌の聖「柿本人麻呂」や「山部赤人」、筑紫歌壇の双璧「大伴旅人」や「山上憶良」らの名前が挙げられますが、 やはりNO.1は「大伴家持」でしょう! 家持の万葉集に収められた歌は、その数・質とも...

→「令和歌合せ(卯月の会)」4/28(日)9:50~11:50