藤原俊成 ~和歌界のゴッドファーザー~

藤原俊成はかの歌人定家の父であり、後鳥羽院、式子内親王、藤原良経、俊成卿女といった新古今時代の主だった歌人の師匠であった人です。 さしずめ「和歌界のゴッドファーザー!」といったところですが、コルレオーネ家の御大とは違って...

在原業平 ~Don’t Stop My Love! 愛が溢れるプレイボーイ~

在原業平をご存知でしょうか? まあ古典好きで、彼の名を知らない人なんて皆無と言っていいでしょう。 業平は平城天皇の孫であり、六歌仙に名を連ねる凄腕の歌人であった人です。 その名こそは有名ですが、しかし彼に抱くイメージを聞...

藤原良経 ~天才貴公子が奏でるロンリネス~

藤原良経(九条良経)は摂関藤原(九条)家の嫡男でありながら、後鳥羽院歌壇の代表的歌人として活躍した人です。 父は五摂家のひとつ九条家の祖である九条兼実、叔父には天台座主で歌人としても知られる慈円がいます。 藤原俊成に和歌...

式子内親王 ~色と光を自在に操る印象派の女王~

式子内親王は後白河帝の第3皇女で賀茂の斎院であった女性です。 式子が生きた平安末期は京を中心に戦乱が相次ぎました。 保元・平治の乱に始まり、平家打倒の令旨いわゆる「以仁王の令旨」によって起こった治承・寿永の乱は平氏、源氏...

小野小町 ~日本的、恋愛観のルーツ~

小野小町は9世紀に活躍した女性歌人。紀貫之による古今和歌集の「仮名序」では六歌仙という名誉ある歌人に選出され、おそらく最も名の知られた歌人です。 その存在感はとても大きく、現代でも美人を例えて「○○小町」などと評したり、...

後鳥羽院 ~お前のものは俺のもの、中世のジャイアン~

後鳥羽院は帝王の中の帝王というような人です。 といっても、この時代の「政治」の実権は鎌倉幕府に移っていましたから、院の権力は主に「文化」や「スポーツ」活動において発揮されました。 後鳥羽院がハマった文化・スポーツは多岐に...

崇徳院 ~ここではないどこかへ~

崇徳院は並みいる皇族の中でも、最も悲劇的な人物です。 院は父である鳥羽法皇から「叔父子」つまり鳥羽上皇の中宮である待賢門院と祖父である白川上皇の子であると疎んじられていました。 「愚管抄」によると崇徳院の養子である体仁親...

伊勢 ~女貫之の冷たい仮面~

伊勢は三十六歌仙にも選出され、歴代の勅撰和歌集に計176首も採られた凄腕の女流歌人です。 古今和歌集では小野小町と双璧をなしていますが、この二人は実に対照的なのです。 この記事の音声配信「和歌マニア(第18回)伊勢」を ...

和泉式部 ~恋にまっすぐな平安ジェンヌ~

和泉式部は女房三十六歌仙にも選ばれた平安時代中期に活躍した歌人です。 紫式部はじめ赤染衛門、伊勢大輔らと共に時の中宮、藤原彰子に仕え、華やかりし女流文化勃興の一役を担いました。 ご承知のとおり和泉式部は多情で知られ、藤原...

→令和の古今伝授(和歌を詠み書くための会、神無月)10/27(日)9:50~11:50