【和歌マニア(第43回)】秋風の感じ方
なんだかもう、すっかり秋の涼しさ。いやいや立秋(8/7)過ぎてとっくに秋なんです。今回は秋の訪れを知る「秋風の感じ方」をお送りします。秋風に「季節の変化」を感じるのはもちろん「浮気心(飽き)」も感じちゃうのは和歌ならでは...
なんだかもう、すっかり秋の涼しさ。いやいや立秋(8/7)過ぎてとっくに秋なんです。今回は秋の訪れを知る「秋風の感じ方」をお送りします。秋風に「季節の変化」を感じるのはもちろん「浮気心(飽き)」も感じちゃうのは和歌ならでは...
和歌所では、和歌を中心に、 古典文化・文学が大好きな皆様に楽しんで頂けるワークショップを開催しています。 貫之に定家。西行に芭蕉。 彼らが生んだ屈指の文芸世界に一歩でも近づきましょう! 開催内容 長月(9月)の「古今伝授...
古今和歌集において左の筆頭が紀貫之ならば、右の筆頭はやはりこの人、凡河内躬恒です。 貫之と共に古今集の選者であり、入撰数は貫之(99首)に次ぐ二番目(60首)、 さらに貫之と共に三十六歌仙にも撰ばれ、百人一首にも歌が採ら...
古今集の恋歌を現代の妄想女子が日記にしてみた。恋の妄想に浮き足立っちゃうのは、やっぱり秋のせい? 今月は珍しくノロケちゃってる妄想女子、このままハッピーエンドとなるのか!? ♪放送で紹介した和歌 481「初雁の はつかに...
秋の歌には心に沁みる名歌が多いと思いませんか? 個人的には童謡の「まっかな秋」や「紅葉」などを聞くと、幼少時の思い出も重なって強い哀愁に襲われます。実はこれらの多くの秋の名歌にはある共通点があります。いずれも「秋の夕暮れ...
春の花といえば? と問われれば、多くの人が「桜」、次点で「梅」を挙げることでしょう。 では秋の花といえば? 「萩」や「女郎花」、「尾花(すすき)」など秋の七草もあれば、重陽の節句に欠かせない「菊」の花もありますね。 →関...
突然ですが「スルメ歌(曲)」をご存知でしょうか? 聴けば聴くほど味わい深くなる楽曲という意味です。 和歌にもそんな歌があります。聴くならぬ「菊」の歌です。 基本的に和歌で歌われる花、例えば春の「桜」や秋の「萩」などは移ろ...
最近ちょっとした「中年ワキ役」ブームです。 見た目こそ花はありませんが、円熟した演技は作品の柱となり主役さえも食ってしまう。 そんな名ワキ役たちに注目が集まっています。 実は和歌にもバイプレーヤー(名ワキ役)的存在がいま...
今の時代に和歌なんて古臭いものを学ぼうなんて人に、ぜひ知ってほしい文章があります。 松尾芭蕉の紀行文「奥の細道」です。 芭蕉はもちろん俳諧の人ですから、奥の細道に収めれているのは和歌ではありません。私が知ってほしいのは、...
秋といえばお月見♪ でもお月様は見ちゃダメ! なぜなら…。今回はうっちーが正しいお月見の仕方を伝授しちゃいます。ろっこがフィンランドで日本舞踊を披露したエピソードも聴けるよ☆ ♪放送で紹介した和歌 879「おほかたは 月...
古典文学的季節感において、春の訪れを知るのは「うぐいす」であり、夏のそれは「ほととぎす」でした。では「秋」を知るものは何か? →関連記事「梅と鶯のアヤシイ関係」 →関連記事「古今和歌集に「ほととぎす」あり」 それはなんと...
和歌所では、和歌を中心に、 古典文化・文学が大好きな皆様に楽しんで頂けるワークショップを開催しています。 貫之に定家。西行に芭蕉。 彼らが生んだ屈指の文芸世界に一歩でも近づきましょう! 開催内容 葉月(8月)の「古今伝授...
2017年6月25日、2017年7月23日 半歌仙+4 於銀座 ※比較的に伝統的な連歌にまとまりました。ご参加の皆様の好みが現れますね。 発句 夕立の 雲もとまらぬ 夏の日の 夏 式子内親王 脇 かたち崩れる ソフトクリ...
秋といえばやはり「お月見」ですよね。旧暦八月十五夜の月は「中秋の名月」ともてはやされ、古来より日本人に親しまれてきました。 ただこの「お月見」、楽しみ方には少し注意が必要です。今年の中秋の名月はいつだろう? と調べるとか...