和歌(平成題詠)「春早し 一夜過ぐれば 花が咲き 二夜過ぐれば 蝶となりぬる」

【春の移り変わりを詠める】 「はるはやし ひとよすぐれは はながさき ふたよすぐれば てふとなりぬる」(和歌DJうっちー) 春というのは、本当に移り変わりが早いです。 昨日まで蕾だった桜が一晩で満開になるように、またそれ...

和歌(平成題詠)「凛々と 春陽一刃 花を差す 鋭く陰る その散り様よ」

【春の陽差し強い日に詠める】 「りんりんと はるひいちじん はなをさす するどくかげる そのちりざまよ」(和歌DJうっちー) 春の太陽は、風景の明暗をくっきり分ける鋭さがあります。 私が思うに、それは風景が色づいたことに...

和歌(平成題詠)「おしなべて 春は来ぬらし ようようと ビルの隙間に 桜繁ける」

【桜の満開を詠める】 「おしなべて はるはきぬらし ようようと びるのすきまに さくらしげける」(和歌DJうっちー) 桜の木は本当に至るところにありますね。 雑然とした街中、普段はほとんど存在感のない桜も、この時期はここ...

和歌(奥出雲)「音もなく 峰に宿れる 白雲の 眠りを覚ます 鶯の声」

「おともなく みねにやどれる しらくもの ねむりをさます うぐひすのこえ」(和歌DJうっちー) 奥出雲の春。 厳しい冬を越え、穏やかな日差しが山々を包む。 そこにあるのはうぐいすの一声のみ。 山々に春の知らせが駆ける。

和歌(習志野)「久方の 空立つ雲雀が 初歌を 奏の杜に 春を届ける」

「ひさかたの そらたつひばりが はつうたを かなでのもりに はるをとどける」(和歌DJうっちー) 歌意:「奏(かなで)の杜」は、習志野市で目下再開発中のエリア。巨大なマンションが続々と建設され、平日は重機の轟音が鳴り響い...

和歌(平成題詠)「トワイライト 後朝の色は 忘れじの たびを重ねた 思い出とせむ」

けど…) 【トワイライトエクスプレスの運行終了をよめる】 「とわいらいと きぬぎぬのいろは わすれじの たびをかさねた おもいでとせむ」(和歌DJうっちー) 去る3月13日、札幌と大阪を結ぶ寝台列車「トワイライトエクスプ...

和歌(奥出雲)「要害の 頂きありし 山桜 我にのみとて 秘して咲かなむ」

「ようがいの いただきありし やまさくら われにのみとて ひしてさかなむ」(和歌DJうっちー) 要害山は奥出雲町三沢地区にあるひっそりとした山城です。 小学生のころ何度か登り、その頂から見下ろした、山々の連なりの美しさに...

和歌(平成題詠)「春雨に 足元濡るる 帰り道 散りぬる花を 踏みていくかな」

【題:夜、春雨の降りけるをよめる】 「はるさめに あしもとぬるる かえりみち ちりぬるはなを ふみていくかな」(和歌DJうっちー) まだ桜も咲いていないのに、早速、花が散ってしまった歌を詠みました。 しかし、これこそが古...

和歌(V系恋歌)「長雨の ふるえる身体 包まなむ 過ぎさりし日と 記憶の薔薇に」

「ながあめの ふるえるからだ つつまなむ すぎさりしひと きおくのばらに」(和歌DJうっちー) V系に欠かせない花、それはやはり「薔薇」。 その妖艶な色と香が愛しい人の記憶を優しく包む。 それは古今和歌集の「梅」のよう。...