古今集の恋歌を現代の妄想女子が日記にしてみた。なにやら波乱の予感? 会いたい時に会えない悲しさは、結ばれてからこそ辛いもの。そんな気持ちを分…
見てはいけない! 本当の中秋の名月
熱帯夜もひと段落して、夜風が少しずつ涼しくなってくると、 「そろそろお月見だね!」って時期になります。 秋といえば「月」ってのは、やはり古今…
【和歌マニア(第28回)】アーティスト特集「藤原定家」
神経質な天才アーティスト、その名も藤原定家! 中でも今回は本歌取りを駆使したイメージの歌(象徴歌)をご紹介。和歌界のジャイアンこと後鳥羽院や…
百人一首から古今和歌集を眺めて得た発見(百人一首その4)
百人一首から古今和歌集を眺めて、驚きの発見がありました。 古今和歌集とは、紀貫之選者たちによる「歴史的挑戦」の産物だったのです。 古今和歌集…
【和歌マニア(第17回)】梅の歌の鑑賞ポイント
「色」に「香り」に「うぐいす」、梅は三度楽しめる! 和歌マニで梅のフルコースをご堪能あれ。紀友則と藤原定家の梅オシャレ歌にロッコも感激。和歌…
山鳥の 声だにもせぬ 独り寝は 置ける身もなく 床の月霜
秋の独り寝を詠める 本歌「独りぬる 山鳥の尾の しだり尾に 霜置きまよふ 床の月影」(藤原定家)
「定家vsマラルメ」世紀を超えた対決! 象徴歌の魅力に迫る
「春の夜の 夢の浮き橋 途絶えして 峰に分かるる 横雲の空」(藤原定家) 新古今和歌集にも採られた藤原定家を代表するこの歌、何とも言えない美…
藤原定家 ~怒れる天才サラリーマン~
ついに藤原定家の登場です。 和歌に興味を持てば、おのずと彼の名に突き当たることになります。 定家の父は千載和歌集の選者であり、歌道御子左家の…
【和歌マニア(第五回)】三夕の和歌 ~秋の夕暮れベスト3~
「秋の夕暮れ」で終わる寂連、西行、定家の三首。ウッチーによる話し言葉の現代訳が分かりやすい! 色もなき秋の夕暮れとは? 西行の心なき身にとは…
【和歌マニア(第三回)】和歌のグレイテスト・ヒッツ!
ろっこ(rocco)の仕事「ジャパニーズカルチャー講師」ってなに? 前衛芸術家「藤原定家」、伝説の歌人「西行」のエピソード。和歌のデビュー曲…
百人一首とは「王朝の栄枯盛衰 物語」(のダイジェスト版)であ…
百人一首は和歌史におけるレジェンド、藤原定家が選出した和歌のベストオブベストです。 いわゆる百首歌というのは珍しくないのですが、それらはたい…
藤原俊成 ~和歌界のゴッドファーザー~
藤原俊成はかの歌人定家の父であり、後鳥羽院、式子内親王、藤原良経、俊成卿女といった新古今時代の主だった歌人の師匠であった人です。 さしずめ「…
余情妖艶と小野小町
和歌の美を言葉で説明することは大変です。なにせ目に見えないものですからね。 とはいえ「なんとなくいいね~」では終われないのが職業歌人です。 …
日本人なら覚えたい和歌のグレイテスト・ヒッツ10!
「やまとうたは、人の心を種として、よろづの言の葉とぞなれりける。」 紀貫之による古今和歌集の仮名序、冒頭の名文句です。 人の心からなる和歌は…
百人一首はなぜつまらないか(百人一首その1)
百人一首といえば和歌に興味がなくても知っている方は多いでしょう。 ただそれはカルタ遊びとしてかもしれませんが、和歌文化を今に残すという意味で…
年賀状を「定家様」風に書いたら…
あけましておめでとうございます ことしもよろしくおねがい申しあげます 元旦 定家様のPoint!「強烈な個性」 ・字は太く、じわじわと ・漢…
絶望との対峙方法 ~新古今和歌集とフィッシュマンズ~
和歌には共通のあるテーマが内包されています。 いずれも百人一首に採られた有名な歌、 84「久方の 光のどけき 春の日に しづ心なく 花のちる…
和歌の入門教室 「本歌取り」
先般、2020年東京オリンピック公式エンブレムのパクり騒動なんてのが世間を騒がせましたが、和歌の世界では「パクり」にも似た行為が横行してるこ…