今は「和歌」を詠めない時代か?

「現代に古典和歌を詠む」

これを目標にわたしたちは活動していますが、そんなことできんの? という疑問も頂きそうです。なぜなら和歌で詠まれる自然の「景物」が急激に縁遠くなっているからです。

ビルが群生する都市に住む我々にとって、春を告げる「鶯」や秋の憂いを誘う「雁」などの和歌に詠まれる景物などほとんど無縁。季節の変化を知るのも「温度(暑い、寒い)」や「イベント(正月、七夕)」といった浅はかなものであって、これでは古典和歌を詠むのは難しそうですね。

しかし、殊更に嘆く必要はありません。

「歌人は歌枕によって名所を知る」という言葉があります。
じつのところ平安歌人だって屏風絵や庭園など作り物や創造の風景によって歌を詠んでいたのです。平安京という大都会に住んでいながら噂に聞く「逢坂の関」「吉野の桜」「富士の煙」の歌を頼りに、我々と同じような感覚で思いを馳せ歌を詠んでいたのです。

そしてよくよくあたりを見まわしてみてください。たとえば春には「桜」、秋には「月」が変わらずあり続けているではありませんか。
これで十分! 平安歌人と繋がっているのです。

結論、やはり今でも「古典和歌」は詠めます。

(書き手:和歌DJうっちー)


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