和歌所では、ML(メーリングリスト)で詠歌の交流を行なっています。移ろいゆく四季折々の情景に心を寄せ、参加同志で気ままに歌を詠み合っています。
和歌はもちろん俳句や漢詩など細かいジャンルは不問。初心者の方もぜひはじめての一首を投稿してみてください、きっと暖かい唱和が返ってくるはずです!
参加・退会は自由、もちろん費用は一切かかりません。どうぞお気軽にご参加ください。
ご参加方法
Googleアカウント(Gmailアドレス)でご参加される方
「和歌所ML(Googleグループ)」にアクセスいただき、参加リクエストをしてください。
※Googleアカウントでご登録いただくと、ブラウザからMLのログをご確認頂くことができます
Gmail以外でご参加される方
以下にご参加を希望されるメールアドレスを入力し、送信(リクエスト)をしてください。確認の後、登録させて頂きます。
※注意事項
・費用は一切かかりません
・ご投稿頂いた歌の著作権はご自身のものですが、本サイト上またMLご参加さまのサイト等での掲載についてご承認をお願いします(和歌所の活動や「唱和」の普及のためご理解をお願いします。なお転載を望まれない場合は、その旨を投稿毎にご記載ください)
・投稿は9時~21時の間でお願いします
・一日で十数件のメールが届く場合がありますので、メーラーの振り分け(フィルタ)処理で「件名に【和歌所ML】を含む」を設定されることをお薦めします
唱和とは
難しく考えることはありません、唱和とは人と人との歌を介した心の清らかな交流です。 たとえば下のような風雅です。
伊勢物語(第八十二段)
夜更くるまで酒飲み物語して主の親王、酔ひて入り給ひなむとす。十一日の月も隠れなむとすれば、かの馬頭(≒在原業平)の詠める。
「飽かなくにまだきも月の隠るるか山の端逃げて入れずもあらなむ」(馬頭)
「おしなべて峰も平になりななむ山の端なくは月も入らじを」(紀有常)
後撰和歌集より
三条右大臣兼輔朝臣の家にまかりて侍りけるに、藤の花咲けるやり水のほとりにて、かれこれ大御酒たうへけるついでに…
「かぎなき名に負ふ藤の花なればそこひも知らぬ色の深さか」(藤原定方)
「色深く匂ひしことは藤浪の立ちもかへらで君とまれとか」(藤原兼輔)
「棹させど深さも知らぬふちなれば色をば人も知らじとぞ思ふ」(紀貫之)
(書き手:和歌DJうっちー)