マラルメ詩集 (岩波文庫)

「ボードレール」に「ヴェルレーヌ」、19世紀フランスの象徴詩人でも私が一番カッコイイと思うのは「マラルメ」です。その非俗的で幻想的な世界観は唯一無二の存在です。 そりゃ分かってますよ、日本人が日本語訳されものを鑑賞したと...

定家明月記私抄

定家の日記「明月記」ですが、読みたいと思ってもなかなかちょうどいい本がありません。 見つけても玄人向けだったり、そもそも50年間の日記ですから大長編です。 そんな中、見つけたのがこの「定家明月記私抄」(堀田善衛著)。 は...

「源氏物語」訳本

今回は、お勧めの「源氏物語」訳本をご紹介します。 漫画や「○日で読破」という簡易な本で得られることはやはりそれなりです。 いろんな方が訳本を出しているので、ざっと読み比べ、文体など自分の好みにあった訳本を読んでみるといい...

西行花伝

西行の歌集は多く出版されていますが、西行が主人公の小説は珍しいのではないでしょうか。 西行は新古今和歌集で最も多く入選している、平安末期の代表的な歌人です。 「願わくは花の下にて春死なん そのきさらぎの望月の頃」とは西行...