百人一首はなぜつまらないか

百人一首といえば和歌に興味がなくても知っている方は多いでしょう。 ただそれはカルタ遊びとしてかもしれませんが、和歌文化を今に残すという意味では極めて重要な存在です。 百人一首は和歌界の偉人、藤原定家が選出した和歌のアンソ...

君とは誰だ? ~君が代と古今和歌集~

今回は少々デリケートな問題に足を踏み入れたいと思います。 「君が代」です。 「君が代は 千代に八千代に さざれ石の 巌となりて 苔のむすまで」 言わずと知れた日本国の国歌です。 デリケートな問題というのは、君が代の「起立...

絶望との対峙方法 ~新古今和歌集とフィッシュマンズ~

和歌には共通のあるテーマが内包されています。 84「久方の光のどけき春の日に しづ心なく花のちるらむ」(紀友則) 113「花の色はうつりにけりな いたづらにわか身世にふるなかめせしまに」(小野小町) いずれも百人一首に採...

恋の和歌はなぜつまらないか?

恋の和歌はなぜつまらないか? 世間一般では「今と変わらぬ恋心に胸キュン必至!」と無条件に礼賛されている感がありますが、 正直申し上げて、恋の和歌は面白いものではありません。 この記事の音声配信「第八回 胸キュン必至? 恋...

今は「和歌」を詠めない時代か?

現代において「和歌」は詠むどころか、その単語自体を耳にすることも皆無です。 もしかして「和歌」は文化の絶滅危惧種ではなく、既に絶滅してしまったのでしょうか? なにせ宮内庁で行われる伝統的な「歌会」においても、歌は「短歌」...

古今和歌集美の系譜 ~紀貫之からX JAPANへ~

紀貫之から始まる「古今和歌集」の美の系譜が「X JAPAN」に繋がっている、と言ったら驚かれるでしょうか? X JAPANとは言わずもがな、ヴィジュアル系の先駆者であり現在も影響力のあるアーティストです。 ちなみに「ヴィ...

古今和歌集とは何か ~日本美の原点を知る~

古今和歌集とは何か? それは端的に「美の結晶」です。つまり古今集を語ることは、美について語るのと同意なのです。 うわべをさらっておくと延喜五年(西暦905年)、醍醐天皇の勅命により紀友則、紀貫之、凡河内躬恒、壬生忠岑らに...