既視源氏物語 ~古今集恋歌の光る君~ その13「愛しさ繁る」

古今和歌集 恋二【560】「わかこひはみ山かくれの草なれや しけさまされとしる人のなき」(小野よしき) 古今和歌集 恋二【562】「ゆふされは蛍よりけにもゆれとも ひかり見ねはや人のつれなき」(紀友則) —&...

既視源氏物語 ~古今集恋歌の光る君~ その12「夢に祈る」

古今和歌集 恋二【552】「思ひつつぬれはや人の見えつらむ 夢と知りせは覚めさらましを」(小野小町) 古今和歌集 恋二【553】「うたたねに恋しきひとを見てしより 夢てふ物は思みそめてき」(小野小町) 古今和歌集 恋二【...

既視源氏物語 ~古今集恋歌の光る君~ その8「儚さの極致」

古今和歌集 恋一【522】「ゆく水にかすかくよりもはかなきは おもはぬ人を思ふなりけり」(よみ人しらす) あの女を思い始めて何日立つだろう。 10日、20日、30日、、、ゆうに100日は経っただろか? 数を書いてみよう。...

既視源氏物語 ~古今集恋歌の光る君~ その7「夢で逢えたら」

古今和歌集 恋一【516】「よひよひに枕さためむ方もなし いかにねし夜か夢に見えけむ」(よみ人しらす) 目を閉じると、何ともなしにあの人の姿が現れてくる。 考えない様にすればするほど、それは更に強くなる。 これは拷問だ!...