「妄想女子の恋歌日記」~恋顧みる1月の巻~

●1月31日 春。 新しい命が息吹く特別な季節 見るものすべてが輝いて見えた つまんない人生も、 春になればきっと変わるって いつも信じてた それが私にとっての春、 だった。 彼と出会って一年、 恋が終わってみれば 私は...

【和歌マニア(第47回)】妄想女子の恋歌日記(恋待ち切れぬ10月の巻)

古今集の恋歌を現代の妄想女子が日記にしてみた。愛しい人を待ち切れぬ女子が行動を起こした! その結末やいかに? 吉三さんの鬼気迫る語りでお送りします。ろっこが語る日本とアメリカ文化の違い。吉三さんのヒミツもお楽しみください...

「妄想女子の恋歌日記」~恋いざよふ9月の巻の巻~

●9月16日(あした~ゆふ) 有明月の下、彼が 「今夜も来るよ!」 って別れてから、別れた瞬間から、 彼に会いたくて、寂しくて 気がつくと泣いている もう夕方、 ひぐらしが鳴いている もうすぐ会えるよね? 771「今こむ...

「妄想女子の恋歌日記」~恋あくがるる8月の巻~

●8月7日 彼と出会って、なんだかんだでもう半年 初めての一目惚れ ずっと遠くから憧れてた まさか付き合えるなんて、思ってなかったけどね 不思議なのはあの頃のドキドキが 今も続いてるってこと 初めて聞いた彼の声 ずっと耳...

雨に詠えば ~詩吟・イン・ザ・レイン~

梅雨真っ只中。今日もシトシトと雨が降っています。 雨の日が好き、という人は少ないかもしれませんね。 でもこの雨、平安歌人たちは大の大好きです! この記事の音声配信「第35回 和歌の雨を知る」を Youtubeで聴く iT...

「妄想女子の恋歌日記」~恋しのぶ5月の巻~

●5月1日 あ~もうめんどくさい あたしと彼はめっちゃラブラブだっていうのに、あの取り巻きどもよ 「これ以上、彼に近づくな!」ってこれって脅しじゃない? そんなもんに私たちが屈するわけないんだけどさ なんか面倒になるもヤ...

御簾裏の恋愛事情。和泉式部日記と蜻蛉日記に見る、平安女性の恋歌テクニック

貴族の恋愛。 上流階級のそれは華やかで憧れを抱きますよね。 ただこれは男性目線が過ぎるかもしれません。 平安貴族の結婚といえば妻問婚の一夫多妻制。 男は好きな時に好きな女のもとへルンルン♪で出かければいいのですが、 女は...

「妄想女子の恋歌日記」~恋初めし2月の巻~

私、春が大好き! 雪間から若菜が芽吹き、初々しいさえずりが響く。 全てが真新しくなる希望いっぱいの季節、それが春! 春になれば何かが変わるって、ずっと信じてた。 そして、それは本当に始まったの。 ●2月4日「はつかに見え...

和泉式部 ~恋にまっすぐな平安ジェンヌ~

和泉式部は女房三十六歌仙にも選ばれた平安時代中期に活躍した歌人です。 紫式部はじめ赤染衛門、伊勢大輔らと共に時の中宮、藤原彰子に仕え、華やかりし女流文化勃興の一役を担いました。 ご承知のとおり和泉式部は多情で知られ、藤原...

余情妖艶と小野小町

和歌の美を言葉で説明することは大変です。なにせ目に見えないものですからね。 とはいえ「なんとなくいいね~」では終われないのが職業歌人です。 歌の優劣を他者に説明できてこその専門家なのです。 藤原定家ともなると、様々な表現...

古今集の残酷な「恋の和歌」、その全てがわかるショートストーリー

歴々の勅撰和歌集に横たわる美学、それが時間的推移による配列です。勅撰集の二大テーマのひとつ四季歌はもちろん、一方の恋歌も時間的推移つまり「恋のプロセス」によって歌は整然と並べられているのです。 ちなみに古今和歌集の恋部(...

百人一首はなぜつまらないか

百人一首といえば和歌に興味がなくても知っている方は多いでしょう。 ただそれはカルタ遊びとしてかもしれませんが、和歌文化を今に残すという意味では極めて重要な存在です。 百人一首は和歌界の偉人、藤原定家が選出した和歌のアンソ...