ワンフレーズ原文で知る「源氏物語」~第二帖「帚木」~
「源氏見ざる歌詠みは遺恨のことなり」 六百番歌合(藤原俊成判詞) 俊成のこの言葉に代表されるように、歌詠みにとって「源氏物語」は必須の教養です。 それは現代の私たちも同じ! ですが、そのタイトルはまだしも内容まで知ってい...
「源氏見ざる歌詠みは遺恨のことなり」 六百番歌合(藤原俊成判詞) 俊成のこの言葉に代表されるように、歌詠みにとって「源氏物語」は必須の教養です。 それは現代の私たちも同じ! ですが、そのタイトルはまだしも内容まで知ってい...
「源氏見ざる歌詠みは遺恨のことなり」 六百番歌合(藤原俊成判詞) 俊成のこの言葉に代表されるように、歌詠みにとって「源氏物語」は必須の教養です。 それは現代の私たちも同じ! ですが、そのタイトルはまだしも内容まで知ってい...
歴々の勅撰和歌集に横たわる美学、それが時間的推移による配列です。勅撰集の二大テーマのひとつ四季歌はもちろん、一方の恋歌も時間的推移つまり「恋のプロセス」によって歌は整然と並べられているのです。 ちなみに古今和歌集の恋部(...
ご機嫌いかがですか 「あさぢふの 露のやどりに 君ををきて よもの嵐ぞ 静心なき」 妙なうわさなどに惑わされていたりはしませんか どうか私の言葉だけを信じてください 会いにいきます それまで心を強くもってください (源氏...
「からころも君が心のつらければ 袂はかくぞそぼちつつのみ」 本当にあなたは薄情なお人 ご自分の事しか頭にないのですね いつも思い慕って鳴いてばかりおります 私の衣は袖も袂も濡れに濡れ、干くひまさえありません ただただお待...
「ねは見ねどあはれとぞ思ふ武蔵野の 露分けわぶる草のゆかりを」 あなたのことを真剣に考えています この思いに偽りがないこと、あなたが一番分かっているはずですよね 一人の美しい女性としてお慕い申し上げています 今までは気兼...
敬愛なる尼君 あなたは冗談だとお思いかもしれない だが私は本気です 「面影は身をも離れず山桜 心の限りとめて来しかど」 あの紫の少女の姿が頭から離れないのです 今まで忍び留めてきましたが、もう限界です 私の純愛をどうかご...
突然お手紙を差し上げます非礼をお許しください あなたは私のことを知らないでしょうね でも、私はあなたのことを知っています あてのない噂ばかりですけど 「心あてにそれかとぞ見る白露の 光添へたる夕顔の花」 一度、直接お逢い...
突然ですが、『風立ちぬ』という映画、ご存知でしょうか? 2013年に公開された宮崎駿監督の作品です。 最近の映画は詳しくないという方、では 『風と共に去りぬ』はいかがですか? スカーレット・オハラ(ヴィヴィアン・リー)が...