令和和歌所は二条流を受け継ぎ、初代勅撰和歌集である古今和歌集を慕い、平明で温雅という和歌の王道を、新しい心で詠み継いでいます。
本書は月次歌会「あかね歌会」で詠まれたくさぐさの歌を、季ごとにまとめた季刊誌です。また「和歌文芸」のタイトルどおり、和歌にまつわる論考や随想を載せており、和歌や古典文学に興味があればどなたでも楽しんでいただける内容です。
一番の見どころは「正月歌合」です。歌はもちろん評定・判詞にも古語を用い、優劣を競い合った本格的な歌合せを掲載しています。 ぜひご覧ください。
目次
令和六年 正月歌合
- 夜間梅花
- 後朝恋
あかね歌会集 春
- 令和六年二月 神祇、釈教
- 三月 憚人目恋・桜・神祇・釈教
- 四月 会不逢恋・三月尽・更衣・述懐
【詠人】攝津・先史・花野・海螢・虚白・閑遊・亡羊・三猿・翔馬・山翠・竹ぼうき・螺実・央英・朱鷺・圓学
雑体
- 長歌風新体詩「あけぼの」/海螢
論考・随想
- 「ここにもゐでとおもほゆるかな」 ―井出の玉川を訪ねて―/攝津(フィットレル・アーロン)
- 詩人誕生前夜 ―宮沢賢治の短歌考―/先史
- 『枕草子』をめぐって ―(二)能因本と三巻本における「花」の付く語―/花野
- わたしたち「二条流」歌道とは/圓学
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