歌塾 月次歌会(令和四年四月) 題「三月尽」

歌塾は「現代の古典和歌」を詠むための学び舎です。初代勅撰集である古今和歌集を仰ぎ見て日々研鑽を磨き、月に一度折々の題を定めて歌を詠みあっています。

令和四年三月は以下の詠草が寄せられました。一部を抜粋してご紹介します。

題「三月尽」

「惜しめどもやがて散りぬる桜花名残りの春とともに行くらむ」

「うらめしく桜を散らす風にさえ柳葉ゆらすこころありけり」

「みじかかるおぼろづくよの夢なれや手と手のひまに花ぞ散りける」

「とがめじとこよひ夢路のひをともしちるとも待たむ夜桜のもと」

「立ち返るよるべなぎさの藤波やうつろふ色に春も去ぬべし」

「こひすてふことのはる日にかはりゆき花ちる里のわれぞわびしき」

「夢見草すがたとどめよとこしへに散るさくら花わが涙なり」

「浪の上にみゆきのあとを尋ぬればなみだににほふ山桜かな」

「想へども逢ひ見ることのなきままに花散る風に春も消ゆらむ」

「散りはてぬ春のとまりの桜花またひととせののちに逢はばや」

「仁和寺の春のとぢめの泣き桜散らば鶯鳴きて帰らむ」

「柴の戸におち溜まりなば夕日影わかれの春をとめざらめやも」

「あけそめし潮(うしほ)にかすむ山吹のちりゆく今をとどめてしがな」

「うらうらと春日さしたるわが宿に光にまがふ山吹の花」

「さくら花散りにしのちの春風に人目を避きて揺りし木蓮」

→「和歌を学び、書いて詠むための『歌塾』


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