歌塾 月次歌会(令和三年十二月) 題「冬立」

歌塾は「現代の古典和歌」を詠むための学び舎です。初代勅撰集である古今和歌集を仰ぎ見て日々研鑽を磨き、月に一度折々の題を定めて歌を詠みあっています。

令和三年十二月は以下の詠草が寄せられました。一部を抜粋してご紹介します。

題「冬立」

「都には冬の囲ひもみえねども山に谷間に雪は積むらむ」
「冬寒み露草つつむこおりばな踏みて音咲き散りか過ぎなむ」
「あゆみ行く足の音さへかはるなり霜柱立つ冬ぞ来にける」
「夏秋もいなばの山にふるゆきの波にまがへる冬の夕暮」
「冬の田は玻璃戸をへだて冴えわたり五徳のほそ火のガスの音たつ」
「打ち着ぬるイルミネーションえ寝させじ世の例(ためし)とはかくのごとしぞ」
「冬枯れてまことのなりぞ見ゆるかな花も照り葉も無き桜木の」
「赤がくる黄がくる山の衣がえいまはかぎりのにしきと思はば」
「たぎりおちしたきの玉みづこほりけりをのへにみ雪はやつもるらし」
  山茶花(さざんか)を詠める
「冬さればつぎて降らなむ白雪の色にまぎるる紅の花」
「山くだる木の葉の羇旅(きりよ)はなづみつつ時雨をかさね春は土くれ」

※歌塾には初学者の方がたくさんいらっしゃいます。和歌は遠い古典教養ではありません、現代でも十分楽しめる座の文芸なのです。私たちと一緒に、古典和歌を「書き」「詠み」「遊び」つくしましょう。どうぞみなさま、お気軽にご参加ください。

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