山守よ斧の音高くひびくなり峰のもみぢ葉よけて切らせよ(源経信)

『山守が斧で木を切り落とす音が響いている、頼むから紅葉の葉は避けて切ってくれよ~』。今ならチェーンソーの音だろうか、山守が振り下ろす斧の音に紅葉が散らないかと心配する、俳諧と閑雅を割ったような小意気で楽しい歌だ。詠み人は源経信、正二位で大納言と同時期の藤原公任と並び評されるハイソだが、個人的には「三舟の才」のしたり顔がいやらしい公任より、「芦のまろや※」で風流に浸る経信の方が好みだ。

※「夕されば門田の稲葉おとづれて芦のまろやに秋風ぞ吹く」(源経信)

(One poem that turns every day)

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