あらたしき年の初めの初春の今日降る雪のいやしけ吉事(大伴家持)
「あらたしき」「年の初め」「初春」と、これでもかと元日が打ち出さているが、古来、正月に降る雪は豊作の吉兆であったという。これが四句におよぶ序詞となり、そのように「佳いことが積もりますように」と結ぶ、まことにおめでたい歌で...
「あらたしき」「年の初め」「初春」と、これでもかと元日が打ち出さているが、古来、正月に降る雪は豊作の吉兆であったという。これが四句におよぶ序詞となり、そのように「佳いことが積もりますように」と結ぶ、まことにおめでたい歌で...
時代は一気に下って元禄十四年三月十四日、江戸城松の廊下にて赤穂藩主浅野内匠頭が幕府高家の吉良上野介を斬りつけた。吉良は死にはしなかったが、加害者たる浅野は切腹となりお家も断絶。そもそも吉良の嫌がらせに耐えかねた浅野の行動...
「七重八重花は咲けども山吹の実のひとつだになきぞかなしき」(兼明親王) 山吹が詠まれたもので、もっとも人口に膾炙するのが今日の歌だろう。詞書きをみるとある雨の日、蓑を借りたいとう客人に代わりに山吹の枝を持たせた、後日その...