柿本人麻呂 無常を詠む

「諸行無常」と聞けば、教科書に載っていた二つの作品を真っ先に思い出すのではないでしょうか。 1.平家物語「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。沙羅双樹の花の・・」 2.方丈記 (鴨長明1212年)「ゆく河の流れは絶えず...

柿本人麻呂 弓月が岳を詠む

あしひきの 山川の瀬の 響るなへに 弓月が岳に 雲立ち渡る  柿本人麻呂歌集出の万葉集1088の詩には雄大でかつ澄んだ瀬音と雲や蒸気の動きまでも感じさせる文学史上の白眉と感じざるを得ません。偉大な詩です。 1300年経て...

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