水彩のうた「桔梗」

「しらくもに はねうちかはし ゆくかりの はねさへみゆる あきのよのつき」
「さよなかと よはふけぬらし かりがねの きこゆるそらに つきわたりみゆ」
「つきみれば ちぢにものこそ かなしけれ わがみひとつの あきにはあらねど」

色と歌が重なってイメージの花を満開にする。
それが「水彩のうた」。

(書き手:歌僧 内田圓学)

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