和歌の入門教室 「本歌取り」
先般、2020年東京オリンピック公式エンブレムのパクり騒動なんてのが世間を騒がせましたが、和歌の世界では「パクり」にも似た行為が横行してることをご存知でしょうか? そう、それが本歌取りです。 本歌取りとは有名な古歌(本歌...
先般、2020年東京オリンピック公式エンブレムのパクり騒動なんてのが世間を騒がせましたが、和歌の世界では「パクり」にも似た行為が横行してることをご存知でしょうか? そう、それが本歌取りです。 本歌取りとは有名な古歌(本歌...
古今和歌集 恋二【601】「風ふけは峰にわかるる白雲の たえてつれなき君か心か」(壬生忠峯) 古今和歌集 恋二【602】「月影にわか身をかふる物ならは つれなき人もあはれとや見む」(壬生忠峯) ——...
古今和歌集とは何か? それは端的に「美の結晶」です。つまり古今集を語ることは、美について語るのと同意なのです。 うわべをさらっておくと延喜五年(西暦905年)、醍醐天皇の勅命により紀友則、紀貫之、凡河内躬恒、壬生忠岑らに...
古今和歌集 恋一【478】「春日野のゆきまを分けて生ひいてくる 草のはつかに見えし君はも」(壬生忠峯) 古今和歌集 恋一【479】「山さくら霞の間よりほのかにも 見てし人こそ恋しかりけれ」(紀貫之) —...