和歌所では毎月、季節にあった題で和歌を詠む「歌会」を行っています。今回は9月のお題「月、虫、菊」の中から、素敵な4首をご紹介します。初心者とは思えない詠みぶりにろっこも感動。これは艶書(恋歌)歌合をやるしかない!
♪放送で紹介した歌
「雨上がり 彼岸詣での 童べの はろふ小路の 野菊を手向け」(皐鳩
「夕暮れの 秋風ゆれて うたたねの 夢のなかにも 虫の声かな」(白)
「ひさかたの 雲のとばりも 隠しあへず 秋の面影 しくものぞなき」(うっちー)
「ゆふばへの 闇にとめおく ひとひらの 水をとどめぬ あさのまよ月」(千)
代表的な古典作品に学び、一人ひとりが伝統的「和歌」を詠めるようになることを目標とした「歌塾」開催中!
和歌をもっと楽しむ関連記事
【和歌マニア(第38回)】百人一首を本気で楽しむ。その2「失意に乱れる純血の貴公子(第11~20番)」
和歌マニア(第103回)『寿の甲骨文字と「寿」の和歌』
【和歌マニア(第32回)】百人一首を本気で楽しむ。その1「王朝伝説の始まり(第1~10番)」
和歌マニア(第108回)学びなおしの和歌講座「菊の秘密!」を知る
【和歌マニア(第20回)】妄想女子の恋歌日記(恋初めし2月)
「縁語」は和歌を和歌たらしめるいわば土台となる超重要な言葉。縁語の基本、見分け方また詠み方を歌例を用いてご紹介します(歌塾ダイジェスト動画)
【和歌マニア(第五回)】三夕の和歌 ~秋の夕暮れベスト3~
【和歌マニア(第12回)】年賀状にオススメの和歌