和歌における恋のテーマ・歌題その6「憚人目恋(ひとめをはばかるこひ)」
「憚人目恋(ひとめをはばかるこひ)」とは、何らかの理由で恋人と会うことに差し障りが生じてしまった、その苦悩を詠んだ歌です。愛しい人と会えないという状況は「不遇恋」と変わらないのですが、「憚人目恋」はすでに逢瀬を遂げた、結...
「憚人目恋(ひとめをはばかるこひ)」とは、何らかの理由で恋人と会うことに差し障りが生じてしまった、その苦悩を詠んだ歌です。愛しい人と会えないという状況は「不遇恋」と変わらないのですが、「憚人目恋」はすでに逢瀬を遂げた、結...
「二条流」とは何か 令和和歌所は「二条流」を標榜しています。それはすなわち、「和歌の正統を受け継ぐ」という覚悟です。 和歌史をご存知ない方のために、ここで簡単に二条流について説明しましょう。平安末期から鎌倉時代にかけて、...
「不遇恋(あはざるこひ)」は恋しい人に逢うことが出来ないことやその辛さを詠んだ歌です。歌の心情としては現代人にも通じますから、詠みやすい歌題といえるでしょう。ただ辛さで涙にぬれることを「袖や袂」で表したりするのが古典の常...
「後朝恋(きぬぎぬのこひ)」は極めて和歌らしい歌題です。当時の恋愛はいわゆる「通い婚」が基本で、夜になると男が女の家を訪ね、翌朝になると男は自分の家へ帰るのでした。夜の間は男女二人の衣服を重ね掛けて共寝をしたのが、翌朝各...
「初逢恋(はじめてあふこひ)」は、長く思い続けた人と初めて契りを結ぶことを内容としています。ここに恋は絶頂を迎えるのですが、和歌で花の盛りがほとんど詠まれないように、恋においてもはじめて結ばれた喜びを詠むというより、これ...
「忍恋(しのぶこひ)」とは恋の初期段階における心で、恋する相手に知らせず、また周囲にも知られずに、密かに自分の中にだけ思いをとどめおく恋のことです。これは恋愛における男性の基本態度、いわゆる恋の「男歌」となります。 それ...
「初恋」は「はつこひ」ではなく「はじめたるこひ」と読みます。すなわち『人生初めての恋』にかぎらず、ある人物との『恋の最初の段階』で詠まれるのが「初恋」の歌ということになります。たとえば、心に芽生えた淡い思いを詠んだ歌、そ...
以下日程にて、「あかね歌会」の月次会を開催します。会場は国登録有形文化財建造物の上野「市田邸」、事前に詠草をお送りいただければどなたでもご参加いただけます。詳細は以下をご確認ください。 【あかね歌会】ハイブリッド形式 開...
令和和歌所では二条流和歌の伝統を受け継ぎ、いにしえの和歌を継承し令和の世にふさわしい「歌集」を編むことを目指しています。二十三代の集に採られた歌は除きますが、空飛ぶ鳥が網を漏るように、水に住む魚が釣針を逃れるように… 撰...
令和和歌所は二条流を受け継ぎ、初代勅撰和歌集である古今和歌集を慕い、平明で温雅という和歌の王道を、新しい心で詠み継いでいます。本書は月次歌会「あかね歌会」で詠まれたくさぐさの歌を、季ごとにまとめた季刊誌です。また「和歌文...
和歌の復興を成し遂げるうえで、どうしてもやらなければならない仕事がある。それは「紀貫之の名誉回復」だ。さかのぼれば定家にもみえる貫之批判だが、 むかし貫之、歌の心たくみに、言葉強く姿おもしろきさまを好みて、余情妖艶の体を...
歌の背景と恋の物語 「月やあらぬ春や昔の春ならぬわが身ひとつはもとの身にして」(在原業平) 業平を語る上でけっして欠かすことができない一首。古今集恋五の巻頭を飾り、伊勢物語の第四段にも載るこの歌には、長い詞書が添えられて...
来る2月18日、三回目となる「歌合」を開催します。詠草を左右に番え、そぞれ方人・念人が難を加え、判者が優劣を下す。この一連を古式を慕って行います。監修は早稲田大学の日本古典文学講師「フィットレル・アーロン」先生。この機会...
令和和歌所では二条流和歌の伝統を受け継ぎ、いにしえの和歌を継承し令和の世にふさわしい「歌集」を編むことを目指しています。二十三代の集に採られた歌は除きますが、空飛ぶ鳥が網を漏るように、水に住む魚が釣針を逃れるように… 撰...