辞世の句・歌 その10「生くべくも思ほえぬかな別れにし人の心ぞ命なりける」(和泉式部)

和泉式部といえば恋多き、奔放な女性として知られています。時の権力者藤原道長からは「浮かれ女」と評され、同僚である紫式部には「和泉はけしからぬ方こそあれ」などと記される始末。それはやはり橘道貞の妻だったにもかかわらず、冷泉...

辞世の句・歌 その9「夜もすがら契りしことを忘れずは恋ひむ涙の色ぞゆかしき」(藤原定子)

悲運の皇后――波乱に満ちた24年の生涯 「夜もすがら契りしことを忘れずは恋ひむ涙の色ぞゆかしき」(藤原定子) 藤原定子の人生は浮き沈みの激しいものでした。彼女は中関白家道隆の娘として生まれ、14歳の春に一条天皇に入内しま...

和歌とは? 「美を志向する、大和の音楽(みんなで仲むつまじく)」である

和歌とは何か? このざっくりとした質問に、ざっくりとお答えいたしましょう。 「和」と「歌」に込められた意味 唐歌への対抗 実のところ「和歌」は、このネーミングに主旨が端的に言い表されています。「和」は「やまと(大和・日本...

「歌塾」令和5年4月のお知らせ-上野『市田邸』にて歌会開催(4/16)、ハンガリーでの歌会の様子(4/13)

こんにちは、歌塾の内田です。令和5年4月の「歌塾」は以下内容にて開催予定です。→『歌塾』古典和歌を詠み、風雅の友と交流しよう! 【講義】ZOOM開催 ■日程・4/13(木)20:00~ ・4/27(木)20:00~■内容...

大伴家持 ~流浪の人、家持たぬ家持の万葉オシャレ歌~

万葉集を代表する歌人と言えば? 歌の聖「柿本人麻呂」や「山部赤人」、筑紫歌壇の双璧「大伴旅人」や「山上憶良」らの名も挙げられるかもしれませんね。しかし、ナンバーワンはやはりこの人ではないでしょうか、「大伴家持」です。万葉...