基本字形いろは歌
淀みない流線を実現するには、素早い筆運びが必須となります。それに耐え、線と文字が一体化するためには、一字一字の字形を体に沁み込ませなければなりません。
ただ難しく考える必要はありません。他者とのコミュニケーションを求めるかなグラフィーでは、自己満足もしくは一部のマニアにしか読めない「変体仮名」は使用しません。つまり、使用する字形は子供の頃から何度も書いてきたひらがなの基本字形四十六種類。だったら、、すでに身に沁みていますよね?
ひらがな四十六字形の個々の形、大きさ、筆遣い(起筆・終筆、力の入れ所・抜きどころ)などをしっかり身につけ、流線と一体化する美しいひらがなを目指します。かなグラフィーでは高野切れ(第三種)の字形を第一の基本字形とし、手本に取り入れています。
(書き手:歌僧 内田圓学)
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