既視源氏物語 ~古今集恋歌の光る君~ その30「恋はまぼろし」

724「陸奥の しのぶもぢずり たれゆゑに みだれむと思ふ 我ならなくに」(源融)
725「おもふより いかにせよとか 秋風に なひくあさちの 色ことになる」(よみ人しらす)
729「色もなき 心を人に そめしより うつろはむとは おもほえなくに」(紀貫之)

—————-
私にはなにもない

虚無という言葉さえ空しい

心のすべてを征服していた恋は

塵も残さず失せてしまった

恋をする前の自分はどんな人間だったのだろう

今となっては思い出せない

恋はまぼろし

泡沫の夢

昔のように笑える日が来るだろか

(書き手:和歌DJうっちー)
→関連記事「既視源氏物語 ~古今集恋歌の光る君~(総集編)
IMG_5503


代表的な古典作品に学び、一人ひとりが伝統的「和歌」を詠めるようになることを目標とした「歌塾」開催中!

<!--→「和歌と文人墨客の集い(如月の会)」2/23(日)9:50~11:50 -->