古今和歌集 恋二【601】「風ふけは峰にわかるる白雲の たえてつれなき君か心か」(壬生忠峯)
古今和歌集 恋二【602】「月影にわか身をかふる物ならは つれなき人もあはれとや見む」(壬生忠峯)
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峰に引き裂かれる、白雲の嘆き
思い描くことさえ、貪汚(たんお)の咎
ああ、天井の月影よ
その真澄な光があれば
この純潔が伝わるだろか
(書き手:歌僧 内田圓学)
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