古今集の恋歌を現代の妄想女子が日記にしてみた。なにやら波乱の予感? 会いたい時に会えない悲しさは、結ばれてからこそ辛いもの。そんな気持ちを分…
春日待つ 夜のつぼみに はるさめの 冷たくふりて 眠りにかえ…
「はるひまつ よるのつぼみに はるさめの つめたくふりて ねむりにかえる」(内田かつひろ) 詞書 開花予想の期日を過ぎても花冷えにいまだ満開…
うたかたの 花の色香に あくがれて 迷い入りぬる 白雲の道
「うたかたの はなのいろかに あくがれて まよいいりぬる しらくものみち」(内田かつひろ)
苦しきは 君をへだつる 春霞 よその花ゆえ 手だに伸ばせず
「くるしきは きみをへだつる はるかすみ よそのはなゆえ 手だに伸ばせず」(内田かつひろ) 詞書 「春、忍ぶ恋を詠める」
桜の愛され方
万葉の時代から今に至るまで、桜は特別な花として日本人に愛されてきました。 →関連記事「桜はいつ日本の花になったのか」 ただその愛され方は、時…
和歌の入門教室 「見立て」
見立てとは、ある対象を別のものに言い換えて表現することです。 取り立てて難しい話ではなく、日本一高い電波塔を空まで届く木になぞらえ「スカイツ…
和歌(句題漢詩)「ことごとく 残花を落とす 夜の雨 さめざめ…
【「春眠不覚暁 処処聞啼鳥 夜来風雨声 花落知多少」といへることをよみ侍りける】 「ことごとく ざんかをおとす よるのあめ さめざめとなく …
和歌(平成題詠)「春風よ いたくな吹きそ あはれ知る 気高き…
【春の風強き日に詠める】 「はるかぜよ いたくなふきそ あはれしる けだかきはなは おのずからちる」(内田かつひろ) 今日の風は強かったです…
和歌(平成題詠)「凛々と 春陽一刃 花を差す 鋭く陰る その…
【春の陽差し強い日に詠める】 「りんりんと はるひいちじん はなをさす するどくかげる そのちりざまよ」(内田かつひろ) 春の太陽は、風景の…
和歌(平成題詠)「おしなべて 春は来ぬらし ようようと ビル…
【桜の満開を詠める】 「おしなべて はるはきぬらし ようようと びるのすきまに さくらしげける」(内田かつひろ) 桜の木は本当に至るところに…
和歌(奥出雲)「要害の 頂きありし 山桜 我にのみとて 秘し…
「ようがいの いただきありし やまさくら われにのみとて ひしてさかなむ」(内田かつひろ) 要害山は奥出雲町三沢地区にあるひっそりとした山城…
桜はいつ日本の花になったのか
人間とは不思議なもので、自分達の土地やアイデンティティを象徴するものとして「花」を選ぶ傾向にあるようです。 家紋にはじまり町、市の花、県の花…