現代の木版画作品と、それらの作品から着想を得て令和和歌所の歌人たちが詠んだ和歌を色紙に書いた書道作品を合わせて展示いたします。昔から受け継がれてきた和歌の言葉・仮名書と木版画とのみやびな出逢いの世界をお楽しみください。
日時
- 2026年2月10日(火)~15日(日)
- 10時~18時(初日の2月10日は12時~18時、最終日の2月15日は10時~17時)
会場
- 三鷹市桜井浜江記念市民ギャラリー(三鷹市下連雀3-42-3 1階)
- アクセス:JR三鷹駅南口から徒歩5分(約350m)
- 連絡:0422-29-9868(三鷹市公会堂)
入場は無料です。お気軽にお越しください
古典和歌と令和和歌所
和歌は、7世紀から詠み継がれてきた日本最古の短詩です。明治時代になると、古語で詠まれ、決まったモチーフ(露が涙を表し、木の葉の色が変わることが心変わりを暗示することなど)を用いる古典和歌は、次第に現代短歌へと置き換わってきました。しかし令和の今、古典和歌の復興と継承を志す〈令和和歌所〉の歌人たちが、かつてのみやびを現代に息づかせる和歌を詠んでいます。
今回参加する歌人(雅号、五十音順):海螢、圓学法師、片帆、三猿、攝津、月魄、朱鷺、澪標、水石
黒澤ののか(木版画家)
大学で木版画を学び、制作をし始めました。身の回りの自然や風景、生活の中で感じた物語を作品にしています。
和歌と絵の取り合わせ―屏風歌―
和歌と絵の取り合わせは、和歌の最盛期である平安時代の始めから行われていました。絵に和歌を添える芸術の最も代表的な例は屏風歌です。宮廷や上流貴族の邸宅に飾られた屏風に、四季折々の景色や年中行事や名所の風景などを、大和絵氏が描きました。その絵を基に、当時の著名な歌人が和歌を詠んで、色や模様がついた色紙に、筆と墨を使って仮名の草書体で書いたのです。これは屏風の絵の余白に貼り付けられました。今回の展示は、現代版屏風歌への試みでもあるといえます。
公開講演と和歌の披講会
〈公開講演〉王朝の和歌と絵―平安時代の屏風歌の世界―
今回の展示の発想の基となった平安時代の屏風歌の魅力について、日本の古典和歌を専門とする講師がわかりやすく解説します。平安時代に描かれた屏風絵で現存するものはありませんが、屏風絵に添えられた和歌は多く残っています。歌人たちは四季折々の風景や年中行事や名所が描かれた絵を、様々な方法で、和歌の美しい言葉と巧みな修辞法を使って表しました。絵に描かれている人物の心を想定したり、その人物に成り変わったり、絵に描かれている光景を見て、そこに描かれていない風景まで想定して詠み込んだりして、想像力を働かして多種多様な屏風歌が生まれました。この講演をお聴きいただき、平安時代の屏風歌の多様性を、多くの和歌の例を鑑賞しながらわかっていただければ幸いです。
和歌を歌う―作品に登場する和歌の披講会―
和歌は「詠む」と「書く」芸術だけではなく、「歌」であるその文字のとおり声を出して「歌う」文芸でもあります。和楽の一環である、16世紀から伝わっているメロディーを使って、今回の展示に登場する和歌を、令和和歌所の歌人たちが披講します(声を出して歌います)。和歌の美しい響きをお楽しみください。
日時
2026年2月11日(水祝)13時半~15時50分
〈公開講演〉王朝の和歌と絵―平安時代の屏風歌の世界―
- 時間:13時半~15時
- 講師:フィットレル・アーロン(雅号:攝津) 早稲田大学非常勤講師(https://researchmap.jp/fittler)
和歌を歌う―作品に登場する和歌の披講会―
- 時間:15時20分~15時50分
- 披講者(雅号、五十音順):海螢、圓学法師、片帆、三猿、攝津、月魄、朱鷺、澪標、水石
会場
- 三鷹市芸術文化センター2階第3会議室(三鷹市上連雀6-12-14)
- アクセス:JR三鷹駅南口2番バスのりばから3つ目「八幡前・芸術文化センター前」
下車すぐ
または5・6・7番のりばから「八幡前」下車1分
または徒歩約15分
参加無料です。お気軽にお越しください
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