既視源氏物語 ~古今集恋歌の光る君~ 完結「恋というもの」

828「流れては 妹背の山の なかに落つる 吉野の河の よしや世中」(よみ人しらす)
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振り返れば

涙とともに

流れ流れて生きてきた

でも

すべてよしとしよう

吉野の河が

妹背山を隔てるように

男と女とはわかりあえぬもの…

これが恋

いや

これが人生というものなのだ

恋歌、堂々とここに完結!!!

(書き手:歌僧 内田圓学)
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