四季の歌 日めくり一首 風の音の激しくわたる梢より群雲さむき三日月の影(永福門院) Posted on 2020年1月15日 by 内田圓学 玉葉集に採られた永福門院の歌、京極派の筆頭らしく簡潔明瞭な自然詠である。注目すべきは「三日月」、意外に思われるかもしれないが古典和歌において月の「形」が詠まれることは稀だ。見えるか見えぬか、その点のみが和歌における月の肝なのである。さて今日の歌にも明らかだが、京極派の和歌は、和歌であって和歌でない。時間ではなく空間の変化を志向した時点で、京極派は異端であったのだ。 (日めくりめく一首) 和歌の型・基礎を学び、詠んでみよう! オンラインで和歌の型・基本を学び、自身で詠み、月次の歌会で仲間と高めあう「歌塾」開催中! 「歌塾」(オンライン) 季刊誌「和歌文芸」令和七年秋号(Amazonにて販売中) 内田圓学 内田圓学 の投稿をすべて表示