和歌という行為の本質、「いろは歌」と「三法印」
いろは歌と三法印 いわゆる「歌の父母」をご存知でしょうか?紀貫之は古今集の仮名序に「難波津」と「安積山」を挙げ、歌の父母でありまた書の手習いとしても定番であると記しています。今でも「難波津」は百人一首(競技かるた)の序歌...
いろは歌と三法印 いわゆる「歌の父母」をご存知でしょうか?紀貫之は古今集の仮名序に「難波津」と「安積山」を挙げ、歌の父母でありまた書の手習いとしても定番であると記しています。今でも「難波津」は百人一首(競技かるた)の序歌...
上の図表に日本詩歌の変遷をざっくりと整理していますので、まずご覧ください。 そのうえで、私が理解する要点を以下に三つ挙げます。 ・万葉集、古今和歌集から始まった日本の詩歌文芸は、元禄時代の松尾芭蕉によってその道の頂点に到...
お金、モノそして人間関係から離れて「自由」に生きたいと考える人は少なくありません。例えば芭蕉そして西行、彼らのように世を捨てて花鳥風月を友とし、美に生きる人生は理想のひとつです。 しかし発展途上の半ばにあった70年代の日...
少し早いですが、今年もそろそろ甲子園の時期ですね。 といっても選手は丸刈り男子ではなく着物女子、そうです「競技かるた」の甲子園です! →「全国高等学校かるた選手権大会」(近江神宮) しかしかるたの甲子園、運営費がピンチら...
古典そして伝統とは何か? それは古人によって築かれた原則である。 人間はこれを壊しては創り直してきたが、この爪痕を文化という。 こと日本において、文化がドラスティックに刷新され続けたのが「詩歌」である。 プリミティブな「...
和歌とは現代短歌、俳句の元となった日本の伝統的な詩歌の総称です。 本来、万葉集に見られるように、伝統的な詩歌には長歌、旋頭歌そして短歌といった複数の形式が存在しました。それが次第に三十一文字(五・七・五・七・七)の短歌の...
同じものをかの藤原俊成は「本意(ほい)」と言い定家は「有心(うしん)」と著した。そして芭蕉が諭したのが「風雅の誠」である。 風雅とは狭義に詩文や書画への嗜みとされるが、これは広く花鳥風月そして恋、この世をうつろひやまぬ美...
橋本治さんが亡くなった。まだ70歳だったそうだ。 橋本さんといえば「桃尻娘」や「『三島由紀夫』とはなにものだったのか」などに代表される小説家また批評家として知られるが、私にとっては古典文学を身近にしてくれた偉大なる古典マ...
本日(1/16)新年恒例の歌会始の儀が催されました。 歌会始はいわゆる題詠で、今年のお題は【光】。 →「平成最後の歌会始 陛下、ヒマワリの成長詠む(日本経済新聞)」 「贈られしひまはりの種は生え揃ひ 葉を広げゆく初夏の光...
和歌とは美への志向である。今まで何度かこのようなことを申し上げました。 →関連記事「いい歌とは? 和歌が生む美しさを知る」 →関連記事「和歌を鑑賞する価値」 ではその「美」とはなにか? 今回はそんなメタフィジカルなお話を...
芸術作品として、和歌にはいかなる価値があるでしょうか? いや、そもそも和歌に芸術的価値なんてものがあるのでしょうか? 絵画や音楽などと比較して、詩歌とくに「短詩型文学」の和歌(短歌)や俳句といったものは、芸術に値しないと...