「思考」を捨てて「美」に降伏する。和歌を詠むたったひとつの理由

真宗の歌僧としての視座より。現代を生きる私たち凡夫へ、現代に和歌を詠む理由を諦かにする。 俗世という「二元論」の病理 まず直視せねばならぬのは、我々が生きる「俗世」の正体である。俗世とは、徹底した「二元論」が支配する独断...

【和歌吟行】備中高梁

序 備中高梁は今や雲海に浮かぶ備中松山城で有名だが、わたしにとっては「男はつらいよ」のロケ地として、とりわけ愛すべき第32作「口笛を吹く寅次郎」の舞台として心を占めている。 草々 劇中では素朴な駅舎であったが「見し影やい...

AI時代の人間の未来:「美」に生きる時代の到来:The Future of Humanity in the AI Era: A New Age of Living for “Beauty”

はじめに AIの発達により、人手不足が解消され、人間の知的労働がAIに取って代わられる時代が目前に迫っています。最近では、人間がもはや働く必要のない時代が訪れると予測する声もあります。では、もし現代でも人間が働かなくてよ...

清貧の美学、中世の隠者に学ぶ心の豊かさ:The Aesthetics of “Seihin”.Learning from Medieval Hermits

はじめに 「清貧(せいひん)」という言葉は、物質的な豊かさよりも精神的な充足を重視する生き方を指します。お金や物に依存せず、シンプルで心の豊かさを大切にする清貧の精神は、現代社会でも重要な価値を持っています。この考え方は...