2025年 歌詠みの心得
変わる時代と変わらぬ和歌 今、若者を中心に伝統的な「和歌」の世界観が評価されつつある、そんな空気を感じています。「和歌」が変わったのか? 違います、和歌は変わらず埋も木のように人知れずありました。変わったのは「時代」です...
変わる時代と変わらぬ和歌 今、若者を中心に伝統的な「和歌」の世界観が評価されつつある、そんな空気を感じています。「和歌」が変わったのか? 違います、和歌は変わらず埋も木のように人知れずありました。変わったのは「時代」です...
去る令和七年二月十七日(新暦三月十六日)、上野桜木にて恒例の「春の歌合」を開催しました。 歌合とは歌題によって詠んだ歌(詠み人)を左右に分け、一番ごとに番え、それぞれを左右方人の評を受けた上で、判者が優劣を判断する、遊び...
令和和歌所は二条流を受け継ぎ、初代勅撰和歌集である古今和歌集を慕い、平明で温雅という和歌の王道を、新しい心で詠み継いでいます。 本書は月次歌会「あかね歌会」で詠まれたくさぐさの歌を、季ごとにまとめた季刊誌です。また「和歌...
題にとらわれず、日常を歌に詠みましょう! ということで和歌所では定期的に吟行を行っています。当面、場所は都内近郊の予定となりますが、歴史・文化の匂いがする土地へ出かけ、思いのままに和歌を詠みたいと思います。これは場所との...
「やまとうたは、人の心を種として、よろづの言の葉とぞなれりける」古今和歌集(仮名序) 紀貫之による『古今和歌集』仮名序、その冒頭にある名文句です。 人の心から生まれる和歌は、まさに数えきれないほど詠まれてきました。 今回...
序 出雲より東への帰り路の車窓より 草々 車窓より大山を見て「乗りあひの人もゆかしく思ふかなとほざかりゆく伯耆の富士を」 「目に映えていみぢきものはしろたへの雪をかぶれる冬の大山」 「だんだんと思ふこころぞまさりゆくふた...
序 初春の日、意宇(現在の松江・安来の一部)にてある神々の社をめぐりすがら詠める 草々 八重垣神社にて「八雲立つべきや出雲の八重垣に八重垣あらで日ぞ照らしつる」(圓学) 竹内神社にて「今年こそ大和の歌を伝えよとやる気達磨...
序 来秋のNHK連続テレビ小説「ばけばけ」にちなみ、令和六年大晦日、松江にてある小泉八雲旧居を訪れて。 草々 八雲庵に明々庵、出雲そばの名店が点在する城山の地区に、小泉八雲の記念館と旧居があります。一般的には『小泉八雲』...
序 備中高梁は今や雲海に浮かぶ備中松山城で有名だが、わたしにとっては「男はつらいよ」のロケ地として、とりわけ愛すべき第32作「口笛を吹く寅次郎」の舞台として心を占めている。 草々 劇中では素朴な駅舎であったが「見し影やい...
令和和歌所は二条流を受け継ぎ、初代勅撰和歌集である古今和歌集を慕い、平明で温雅という和歌の王道を、新しい心で詠み継いでいます。 本書は月次歌会「あかね歌会」で詠まれたくさぐさの歌を、季ごとにまとめた季刊誌です。また「和歌...
はじめに AIの発達により、人手不足が解消され、人間の知的労働がAIに取って代わられる時代が目前に迫っています。最近では、人間がもはや働く必要のない時代が訪れると予測する声もあります。では、もし現代でも人間が働かなくてよ...
はじめに 「清貧(せいひん)」という言葉は、物質的な豊かさよりも精神的な充足を重視する生き方を指します。お金や物に依存せず、シンプルで心の豊かさを大切にする清貧の精神は、現代社会でも重要な価値を持っています。この考え方は...
三条院(67代天皇)は、冷泉天皇の第二皇子として誕生しました。幼少期に母を亡くし11歳で立太子されるも、即位まで25年ものあいだ皇太子として過ごします。一条天皇から譲位されてようやく天皇に即位しますが、藤原道長との権力闘...
はじめに 和歌は、日本文化において最も古い詩形式の一つであり、その歴史は千年以上にわたります。五・七・五・七・七の形式で構成される和歌は、自然の美しさや人々の感情を簡潔な言葉で表現することが特徴です。和歌の歴史をたどるこ...