【活動報告】令和八年 正月歌合 ── 雪の鎌倉宮、極寒のなかに響く雅な熱狂

令和8年2月8日(日)、後醍醐天皇の皇子・護良親王をお祀りする大塔宮・鎌倉宮の拝殿にて、令和和歌所による「正月歌合」を執り行いました。 当日は今季最強レベルの寒波が到来し、古都鎌倉はまさかの雪景色に。 しかし、極寒の厳し...

「思考」を捨てて「美」に降伏する。和歌を詠むたったひとつの理由

真宗の歌僧としての視座より。現代を生きる私たち凡夫へ、現代に和歌を詠む理由を諦かにする。 俗世という「二元論」の病理 まず直視せねばならぬのは、我々が生きる「俗世」の正体である。俗世とは、徹底した「二元論」が支配する独断...

「和歌文芸」令和七年秋号 ~令和のあたらしい和歌と和歌文化の様々な表現~ (Amazonにて販売中)

令和和歌所は二条流を受け継ぎ、初代勅撰和歌集である古今和歌集を慕い、平明で温雅という和歌の王道を、新しい心で詠み継いでいます。 本書は月次歌会「あかね歌会」で詠まれたくさぐさの歌を、季ごとにまとめた季刊誌です。また「和歌...

令和和歌所「秋の歌合」川霧 十番(令和七年十月)【字幕解説つき】

去る令和七年十月十九日、上野桜木にて「秋の歌合」を開催しました。 ・題:九月尽夕、川霧・作者 左 攝津、片帆、三猿、虚白、閑遊、朱鷺、水石、川波、確幸、梅枝 右 海螢、先史、螺実、山翠、翔馬、澪標、そよかぜ、式、圓学法師...

現代人のための連歌入門、和歌所の連歌と記録用紙のダウンロード

― ことばでつながる、令和の座 ― 和歌は、風雅と美を追求する文芸。一首の中に宇宙を閉じ込め、言葉で心の極みを表す。それが和歌の世界です。一方、連歌は“座”の文芸。集まった人々が、その場で言葉を響かせ合い、即興で生まれる...

第5回「連歌の用語集」 ― 基礎から定座・式目まで:現代人のための連歌入門(全5回)

連歌は、数多くの決まりや専門用語を持ちながらも、本来は人と人が言葉で遊ぶ座の芸です。この章では、知っておくと連歌がぐっと面白くなる基本的な用語をまとめます。難解に見える言葉も、理解すればすべて“座の作法”。これを押さえれ...

第4回「連歌の作り方」 ― 付け方・付合の技法とコツ:現代人のための連歌入門(全5回)

連歌とは、前の句に対して新しい句を付けることで、世界を次々と転じていく詩の協働作業です。「付ける」とは単に続けることではなく、前句に寄り添いながら離れること――この微妙な距離感の中に連歌の美があります。 前句と付句は「響...

第3回「連歌のルール」 ― まずはじめてみよう:現代人のための連歌入門(全5回)

「連歌って難しそう」と思っていませんか?でも本来、連歌は知識よりも即興と遊び心の文芸です。ことばを響かせ合う中で、思いがけない発想が生まれ、それが連歌の最大の魅力なのです。 ここでは、初めての方でもすぐに始められるように...

第2回「連歌の歴史」和歌から俳諧、そして現代へ:現代人のための連歌入門(全5回)

連歌(れんが)は、ただの文芸ではありません。それは、言葉を交わす喜びのかたちです。ひとりが詠み、もうひとりが応じ、そこに偶然と必然が交錯して、新しい詩が生まれる。その歴史は、千年以上にわたり、日本人の感性とともに進化して...