つひに行く道とはかねて聞きしかど昨日今日とは思はざりしを(在原業平)~語り継がれる辞世の歌 その6~

「辞世の歌」を知り、詠み残そう! 現代に辞世の歌を詠み、後世に残そうなんて人間は皆無です。それはわたしたちが「死生観を失くしてしまった」ということにほかなりません。このシリーズでは、連綿と語り継がれてきた名だたる辞世の歌...

士やも空しくあるべき万代に語りつぐべき名は立てずして(山上憶良)~語り継がれる辞世の歌 その5~

「辞世の歌」を知り、詠み残そう! 現代に辞世の歌を詠み、後世に残そうなんて人間は皆無です。それはわたしたちが「死生観を失くしてしまった」ということにほかなりません。このシリーズでは、連綿と語り継がれてきた名だたる辞世の歌...

鴨山の岩根し枕けるわれをかも知らにと妹が待ちつつあらむ(柿本人麻呂)~語り継がれる辞世の歌 その4~

「辞世の歌」を知り、詠み残そう! 現代に辞世の歌を詠み、後世に残そうなんて人間は皆無です。それはわたしたちが「死生観を失くしてしまった」ということにほかなりません。このシリーズでは、連綿と語り継がれてきた名だたる辞世の歌...

春の夜、闇の中で妖しく匂ふ「梅の花」が詠まれた歌をご紹介します。みなさんご存じ「春の夜の闇はあやなし梅…」(躬恒)はもちろん、新古今の「梅の花にほひをうつす袖のうへに…」(定家)などなど

※歌塾ダイジェスト動画 和歌の型(基礎)を学び、詠んでみよう! 代表的な古典作品に学び、一人ひとりが伝統的「和歌」を詠めるようになることを目標とした「歌塾」開催中! 「歌塾」(オンライン) 季刊誌「和歌文芸」令和六年冬号...

「和歌文芸」令和六年冬号 ~令和のあたらしい和歌と和歌文化の様々な表現~ (Amazonにて販売中)

令和和歌所は二条流を受け継ぎ、初代勅撰和歌集である古今和歌集を慕い、平明で温雅という和歌の王道を、新しい心で詠み継いでいます。本書は月次歌会「あかね歌会」で詠まれたくさぐさの歌を、季ごとにまとめた季刊誌です。また「和歌文...

一首探究「袖ひぢてむすびし水のこほれるを春立つけふの風やとくらむ」(紀貫之)~貫之の名誉を回復する~

和歌の復興を成し遂げるうえで、どうしてもやらなければならない仕事がある。それは「紀貫之の名誉回復」だ。さかのぼれば定家にもみえる貫之批判だが、 むかし貫之、歌の心たくみに、言葉強く姿おもしろきさまを好みて、余情妖艶の体を...

一首探究「月やあらぬ春や昔の春ならぬわが身ひとつはもとの身にして」(在原業平)

「月やあらぬ春や昔の春ならぬわが身ひとつはもとの身にして」(在原業平) 業平を語る上でけっして欠かすことができない一首。古今集恋五の巻頭を飾り、伊勢物語の第四段にも載るこの歌には、長い詞書が添えられている。  昔、東の五...

「白熱 古典教室(第5回 )」死んだらどうなる? を考えてみよう。本当の「慈悲」とはなにか、仏になって現世に還ってくる「還相回向」は日本人向けのカスタマイズだった ~歎異抄を熱く語り合う!~

読み継がれてきたのには訳がある。中世の文学(徒然草、方丈記、歎異抄)を楽しく読み解く、これぞ「古典の白熱教室」の様子をお送りします。※私の語り部分だけ抜粋しています ■今回の内容・歎異抄:第四条 和歌の型(基礎)を学び、...