時は春、京の都を旅立った時分はまだ青葉であったものが、秋となり辿り着いたここ陸奥の白川の関では紅葉となり散っている。ほとんど羇旅の風情だが秋の歌だ。採られたのは千載集、「関路落葉」の一群に今日の歌は並んでいる。他にも「須磨」、「清見」、「逢坂」の関が見られるが、源頼政は「白川」を選んだ。中身を見ると語り草となった能因の歌※の焼き直しである。それでもやはり、頼政が東国への思いを詠んだと思えば格別の感がある。
※「都をば霞とともに立ちしかど秋風ぞ吹く白河の関」(能因法師)
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