四季の歌 日めくり一首 いづる日のおなじひかりによもの海のなみにもけふや春はたつらむ(藤原定家) Posted on 2019年2月7日 by 内田圓学 なるほど、凡作である。波と春が「立つ」という、立春歌“あるある”で構成された、ほとんど見どころがない歌だ。しかしこの歌の作者はだれあろう、かの権中納言藤原定家卿である。所収は彼の「初学百首」、御大二十歳の作とはいえ、後の紅粉青蛾なる達磨歌を思うとずいぶん肩透かしをくらった気分だ。しかし一方、私たち平俗の歌人には一筋の希望となろう。天才は一日に成らずということだ。 →「日めくりめく一首」 和歌の型・基礎を学び、詠んでみよう! オンラインで和歌の型・基本を学び、自身で詠み、月次の歌会で仲間と高めあう「歌塾」開催中! 「歌塾」(オンライン) 季刊誌「和歌文芸」令和七年秋号(Amazonにて販売中) 内田圓学 内田圓学 の投稿をすべて表示