六百番歌合題を詠む:秋上・中・下、恋一・二・三
秋上 残暑 圓学 をぎに吹く風は秋とは思へねどそれでもたまる末の朝露 乞巧奠 圓学 ほしあひの小夜ふけぬらむ消えかへり露こそまされにはの灯し火 稲妻 圓学 宿るべき露あまたある袖さへもたへてかよはぬ宵の稲妻 鶉 ...
秋上 残暑 圓学 をぎに吹く風は秋とは思へねどそれでもたまる末の朝露 乞巧奠 圓学 ほしあひの小夜ふけぬらむ消えかへり露こそまされにはの灯し火 稲妻 圓学 宿るべき露あまたある袖さへもたへてかよはぬ宵の稲妻 鶉 ...
八王子市にある「神社琴平神社合社 宮尾神社」には崇徳院また住吉三神がお祀りされています。このたび宮尾神社協賛による、「崇徳院上皇鎮魂 創作和歌コンテスト」が開催されることになりました。内容は以下になります、みなさまぜひご...
令和和歌所は二条流を受け継ぎ、初代勅撰和歌集である古今和歌集を慕い、平明で温雅という和歌の王道を、新しい心で詠み継いでいます。 本書は月次歌会「あかね歌会」で詠まれたくさぐさの歌を、季ごとにまとめた季刊誌です。また「和歌...
神の世とかはるものかは須賀の宮いやすがすがし心なるかなやまとうた道の行く末たづね来ば八重垣かくる須賀の磐座九重ににほひぬるかな八雲立つ出雲よりひらくやまと言の葉 詠み人 圓学 和歌を愛する者なら、一度は訪れたい場所――そ...
神ぞすむ多芸志小濱(たぎのしほはま)しくしくも思ほゆるかなむかしを聞けばみやばしらふとしく建てし御舎(みあらか)は出雲のほかにしくものぞなき 詠み人 圓学 出雲大社(いづもおおやしろ)は、明治の初頭にこの名で統一されるま...
そこそこをそばの庵にかこまれて八雲の家はかたはらにありへるんさん松江の人の呼ぶ声は今もかはらぬ情けありけり 詠み人 圓学 八雲庵に明々庵、出雲そばの名店が点在する城山の地区に、小泉八雲の記念館と旧居がある。一般的には『小...
はるばると五つが松を越えくればわたの原よりおきつ島影むざんやなかれてむなしき夫婦(めをと)松むかしを恋ふるねのみかかりて 詠み人 圓学 美保関の「関の五本松」は、美保関漁港の西に位置する標高130メートルほどの丘陵に立つ...
美保の浦ゆくもかへるも諸手ふる海人の小舟のまさきくあらなむ柴垣(ふしがき)に隠れし君はいかならむとめてとまらぬふたつの小船夜さりてもさざなみの音ばかりして人の影なき美保の浦かな 詠み人 圓学 美保関は島根半島の東の先端に...
八千矛の名にし負ひけるしるしかな谷より出でしそこらの剣玉に抜き君にかけばやいにしへの蓮(はちす)のうへにすめる白露 詠み人 圓学 島根県出雲市斐川町、静かな田園地帯の一角にある荒神谷遺跡は、1983年、広域農道の建設をき...
夕まぐれ問ひてむなしき街(ちまた)かな行きかふ人のたえてあらねばいづくへも迷わず行かむ八雲立つ出雲の神のさいはひあれば 詠み人 圓学 十字街とは、『出雲国風土記』巻末の「主要道」に記された、国庁の北に位置する十字路のこと...
みれどあかぬ露の置き添ふあぢさゐの四片くまなく月ぞ照りける音に聞く月の御寺の大亀はげにぞかしこき姿なりける 詠み人 圓学 松江市に所在する月照寺は、松江藩主・松平氏の菩提寺として知られる、由緒ある名刹である。もとは禅宗の...
神奈備の加茂の磐座(いはくら)風吹けば今も鐘の音きくここちするふる言のしるしなるらむ磐座(いはくら)のうちに埋もれし鐘をし見れば 詠み人 圓学 加茂岩倉遺跡は、島根県雲南市加茂町岩倉に位置する弥生時代中期の遺跡である。1...
映画『国宝』を観た。素晴らしかった。内容は、血(血縁)の物語であり、また歌舞伎に生涯をかけた男の友情の物語でもある。しかし本質的には、タイトルのとおり「人間国宝」となった人間、すなわち芸を究めた者が見た世界を描いていた。...
このたび、鎌倉の由緒ある大塔宮鎌倉宮にて夏の歌合を無事開催することができました。 風薫る初夏の一日、厳かな社殿を舞台に、左右に分かれた歌人たちが和歌を披露し合い、その優劣を競うという、かつて行われていた歌合の様式を、現代...