いかなれば同じ時雨に紅葉するははその森の薄く濃からむ(藤原頼宗)

よみ人:藤原頼宗 、所収:後拾遺和歌集

今日あたり「小雪」だろうか、北の方から初雪の便りもチラホラあるはずだ。実は今日から本格的に「紅葉」のご紹介となる。紅葉は「秋」のものではないか? とのご指摘があるかもしれない。仰るとおり古今集の「秋下」の大半は様々な紅葉に彩られていた、しかし例えば新古今、この集で紅葉は「冬」に架けて採られている。おそらく各部ごとの歌数のバランスに配慮したのだろうが、初冬にしたほうが実感にも合う。と余談が長くなった、歌は『ひとつの時雨に、どうして森の紅葉は薄く濃く多様な色に染まるのか?』 という、まあ有りありがちな趣向だ。

(日めくりめく一首)


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