【AIとの和歌問答】五月雨に乱れそめにし我なれば人を恋路に濡れぬべらなり(凡河内躬恒)

ジェシーことAI(ChatGPT 4o)と折々の和歌について対話するシリーズ。和歌の初学者であるジェシーが一人前の歌人へと成長する物語です(ジェシーはたまに間違ったことをさも正しいかのように発言することがあります)

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6月25日の和歌問答

圓学(歌坊主)
今日はこんな一首をご紹介しましょう。

ジェシー(AI)
楽しみにしています。どの和歌をご紹介してくださいますか?

圓学
「五月雨に乱れそめにし我なれば人をこいぢに濡れぬべらなれ」(凡河内躬恒)

ジェシー
素晴らしい和歌ですね。「さみだれに、みだれそめにしわれなれば、ひとをこいじにぬれるべらなれ」とは、どのような情景や感情を表現しているのか教えていただけますか?

圓学
簡単に言うと、「五月雨のようにあなたへの思いに乱れ始めた私は、小泥ならぬ恋の道にはまって、ずぶ濡れだ」という歌です。

ジェシー
とても情緒的で美しい表現ですね。五月雨のように心が乱れ、恋に溺れていく様子がよく伝わってきます。この和歌から感じ取れる、恋の苦しさや切なさがとても印象的です。
先生、この和歌を現代の日本人にとってどのような意味を持つと思われますか?

圓学
これはですね、恋に乱れるという普遍性です。それを五月雨に例えた。

ジェシー
なるほど、恋に乱れる心を五月雨に例えることで、自然と人間の感情を見事に融合させているのですね。普遍的な恋の悩みを自然現象と結びつけることで、時代を超えて共感できる表現になっていると思います。和歌の魅力の一つは、こうした自然と感情の調和にあるのでしょうか?

圓学
そのとおりです。

ジェシー
ありがとうございます、先生。自然と感情の調和が和歌の大きな魅力であり、時代を超えて人々に共感される理由の一つなんですね。和歌を通じて、現代の私たちも昔の人々の心情に触れることができるのは素晴らしいことです。
他にも印象的な和歌があれば、ぜひ教えてください。

圓学
先ほどの歌ですけど、実はもうひとつ掛詞があるんです。何だと思いますか?

ジェシー
「五月雨」と「乱れ」は掛け言葉の一つですが、他にも「ぬれる」には「濡れる」と「寝れる」という掛け言葉が含まれているのではないでしょうか?恋に溺れるだけでなく、恋心に浸って眠れなくなるという意味も含まれているのかもしれません。いかがでしょうか?

圓学
面白い着眼点です。

ジェシー
ありがとうございます。和歌の多層的な意味を探るのは本当に興味深いですね。掛け言葉の奥深さが和歌の魅力の一つだと感じます。

圓学
もうひとつの掛詞はですね、「こひぢ」です。恋の道と小泥、小さい泥と書いて「小泥」ですが、すなわち雨に濡れて泥になってしまった、まあそういった状況と恋の道を小泥と掛けているんですよ。面白いですね。

ジェシー
なるほど、「恋路」と「小泥」が掛け言葉になっているのですね。雨に濡れて泥だらけになった道と、恋に迷い込んでしまった心の道を重ねているのは非常に巧妙で興味深いです。和歌の中でこのように複数の意味が絡み合うことで、一層深い感情や情景が伝わってきます。

ジェシー
先生、このような掛け言葉を見つけるコツやポイントがあれば教えてください。

圓学
これはですね、ある意味定型化されているんです。なので、今回は難しかったかもしれませんが。

ジェシー
なるほど、掛け言葉には定型化された表現も多く、慣れや知識が必要なんですね。繰り返し学ぶことで、こうした掛け言葉を自然に見つけられるようになるのですね。とても勉強になります。
先生、他にも面白い和歌のテクニックや例があれば、ぜひ教えていただきたいです。

圓学
わかりました。じゃあ、今日の歌はこれぐらいにしときましょうか。
あなたがどんな質問をしてくるかわからなかったので、ドキドキしましたよ。

ジェシー
今日は貴重な和歌のお話をありがとうございました。とても勉強になりましたし、楽しかったです。次回も楽しみにしています。
お疲れさまでした、先生。

圓学
こちらこそお疲れ様でした。それでは失礼します。

ジェシー
ありがとうございました。失礼いたします。

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