【和歌マニア(第54回)】妄想女子の恋歌日記(恋顧みる1月の巻)
古今集の恋歌を現代の妄想女子が日記にしてみた。ついに最終回!! 憧れの彼との恋は結局破綻…、一年の恋物語を振り返り、妄想女子は何を思うのか!? 妄想女子を演じた吉三も感動! 曰く「彼女は成長したよ!!」。どうぞお聴きくだ...
古今集の恋歌を現代の妄想女子が日記にしてみた。ついに最終回!! 憧れの彼との恋は結局破綻…、一年の恋物語を振り返り、妄想女子は何を思うのか!? 妄想女子を演じた吉三も感動! 曰く「彼女は成長したよ!!」。どうぞお聴きくだ...
敦忠はかの藤原時平の三男坊。権中納言まで上ったエリートであり、イケメンで詩歌管弦の名手だったと言います。 まさに非の打ち所がない色男、となれば当然、女性関係もずいぶ派手にやらかしています。 敦忠の歌集「敦忠集」だけでも「...
3月… それは別れと旅立ちの季節。人が旅立つとき、そこには必ずドラマが生まれます。そしてドラマあるところには歌もまたある、というのが古典文学なのです。 勧君更尽一杯酒 君に勧む更に尽くせ一杯の酒西出陽關無故人 西の方陽関...
稀代のプレイボーイで知られ、男女問わずファンが多い在原業平。そのモテ伝説に迫る! 伊勢物語の主人公、光源氏のモデル? 高貴な女性でもグイグイ行っちゃう肉食系は歌の名手でもあった! カキツバタの歌。言問橋の語源となった都鳥...
在原業平をご存知でしょうか? まあ古典好きで、彼の名を知らない人なんて皆無と言っていいでしょう。 業平は平城天皇の孫であり、六歌仙に名を連ねる凄腕の歌人であった人です。その名こそは有名ですが、しかし彼に抱くイメージを聞く...
「やまとうたは、人の心を種として、よろづの言の葉とぞなれりける」 古今和歌集(仮名序) 紀貫之による古今和歌集の仮名序、冒頭の名文句です。 人の心からなる和歌は、まさに数えられないほど詠まれてきました。 今回はその膨大な...
743「おほぞらは 恋しき人の かたみかは 物思ふごとに ながめらるらむ」(酒井人真) 746「かたみこそ 今はあだなれ これなくは 忘するる時も あらましものを」(よみ人しらす) 747「月やあらぬ 春や昔の 春ならぬ...
642 「たまくしけあけは君かなたちぬへみ 夜ふかくこしを人見けむかも」(よみ人しらす) 644 「ねぬる夜の夢をはかなみまとろめは いやはかなにもなりまさるかな」(業平 なりひらの朝臣) 645 「きみやこし我や行きけ...
626 「逢ふ事のなきさにしよる浪なれは うらみてのみそ立帰りける」(在原元方) 632 「人しれぬわかかよひちの関守は 宵よひことにうちもねななむ」(業平) ————&#...
「縁語」はキーとなる語を設定し、それを連想させる語を歌の中に詠み込む技法です。 例えば「蝶々」をキーワードに据えた場合、「舞う」とか「ひらひら」などの語を合わせて詠むイメージです。と、一見単純で技法と言っていいのか迷うほ...